樋口はやくざとはいえ無闇に暴力的な男でなく、かっこいい。
<br />倉科もまた「やくざ」と聞いても顔を背けることない、オトコマエ。
<br />そんな二人が偶然近づき、すこしずつ距離が近づいていく。
<br />ともに本心は隠しながら・・・。
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<br />樋口による「拉致監禁」でも、隅々に愛が感じられて、いい。
<br />愛してるのにそんなに痛めつけるな・・・って感じではないので。
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<br />そして何より告白シーンは、もうニヤケまくりです。
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<br />蓮川愛さんのイラストの力も大きく、大好きな作品になりました。
<br />是非、続編が読んでみたくなるような話。
やくざVSホストと言う設定の以外性でした。それに、ここで登場する樋口貴奨はいわゆる正統派のヤクザで、
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<br />麻薬やクスリにはかかわっていないし、倉科の店に遊びに来る時も、遊びかたが粋だし・・・・
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<br />そして、一方倉科はというと、先輩ホストがやくざに絡まれれば、助けるし、無断で借金をされれば、
<br />庇うし、樋口に助けて欲しいと、身体を投げ出し懇願するし(でも、これは、倉科が樋口は好きだから、
<br />抱かれたいと言う願望があるからと言う部分もあるからだと思うけど)
<br />とにかく、どちらも、いい男って感じ、色んな意味で・・・・
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<br />蓮川先生のイラストもかなり効果絶大だし、是非、その後のスト−リ−も読んでみたい1冊ですね・・・・・
歌舞伎町の美貌のホスト倉科崇。
<br />お相手は暴力団幹部の樋口貴奨という、倉科とは別世界に住む危険な男。
<br />だが危ない男と分かっていても、倉科は樋口に惹かれるのを止められない。
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<br />先輩で恩人で・・・倉科が以前から憧れていた烏丸の、かなり身勝手な事情に巻き込まれる形で話は進む。
<br />一部に監禁(囚われ・攻められ)のような部分もあるが、そこには見え隠れする「愛」があるから痛くない!
<br />テンポも良くドラマティックで先が気になり、ゆっくり愉しむ予定だったが結局は一気読み!でした。
<br />何よりも倉科の真直ぐな性格と、樋口の男っぽさが好印象。
<br />蓮川氏のイラストがまた、とても素敵で大きくプラス。
<br />そんなわけで★も5つ。面白かった。
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