崎谷さんは昔好きでした。
<br />長いこと遠ざかっていたのですが、高評価に惹かれて再び買ってみました。
<br />結果:大ハズレ
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<br />崎谷さんといえば、ストーリー自体はあまりなくても
<br />引き込まれて思わずほろっとしてしまう心理描写と
<br />読んでいるだけでムラムラ来るようなエロ描写で読ませる作家さんだったと思うんですが
<br />長年の作家生活で『売り』の部分も磨り減ってきてしまったのでしょうか
<br />心理描写も最近はだらだら長くマンネリで
<br />肝心のエロ描写も露骨なばかりで昔あったような色気は全然なく
<br />殆ど読み飛ばしてしまいました。
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<br />そして『売り』の部分がなくなるとストーリーの薄さが非常に気になりました。
<br />事件も、主人公の家族との確執も「一体なんだったの?」という薄さ
<br />あまりにもあっけなく片付いて「こんなことで主人公は骨折った(悩んでた)の?」という感じ
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<br />考えるに、今の崎谷さんの発行ペースは異常です。
<br />多作なあまり、1作1作を練りこむ時間がなくなってるんじゃないでしょうか
<br />またいつかじっくり腰をすえていい話を書いてほしいです。
大好きな作家さんですが、この作品はなぁ…。<br /><br />毎回エッチシーンは力入ってますが、今回は主人公が盛り上がれば盛り上がる程こっちは冷めてしまいました。<br />AVアイドルかっつーの。<br /><br />最近の作品レビューでよく指摘される、わざわざひらがなで書くのも相変わらずで気になりました。<br />早く崎谷さんのひらがなブーム過ぎないかなぁ…。<br /><br />カウンセラー×お兄ちゃんはちょっと見てみたい。
本体分厚くお値段高めの文庫本です。
<br />相変わらずのくどさ、しつこさ、エッチの濃さ・・・「あー、崎谷はるひだ!」と、つい唸った。
<br />内容は、天然系の高校生と初めは素性を隠す男の話。
<br />自分の性癖のせいで起きた家族とのごたごたの中、一人ぐるぐるする未直を助け、結局は頂いちゃう明義ったら犯罪者?
<br />未直の兄がアブナイ面をチラつかせるが、あれ?お兄ちゃん、未直好きなの?で、みんな良い人。
<br />でもちょっと待て・・・何だか似た様なものを前にも読んだ?・・・みたいに、
<br />イマイチ盛り上がりに欠けてしまったのは私だけか??
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