寿先生のSEX PISTOLSは文句無くBL界の最高傑作です。
<br />キャラの魅力はダントツ。
<br />クールで残酷、独占欲が強いカッコイイ攻め達。
<br />一途で可愛い受け達。
<br />エレガントかつ最強なパパ&ママのゲイミクス。
<br />誰も考え付かなかった奇想天外で面白すぎるサイエンス設定。
<br />否応無く引き込まれてしまう寿先生ワールド。
<br />唯一を除いて。
<br />………女体化は勘弁して下さい。
<br />マジ勘弁土下座鼻水でお願いします(泣)
<br />ゲイミクスの設定で懐虫で子供を生むのは熊CPまでギリギリOKでした。
<br />けどこんな簡単に女性器作れたら今までの長いJUNEの歴史と苦労はどこへ?(汗)
<br />BL=男同士である事の葛藤と矜持。
<br /> =子孫を残せない世間から非難される苦しみ。それでも相手を選ぶ愛の強さ。
<br />「子供を生ませるためだけに抱いたの?」
<br />ってそりゃアナタ女の常套句。反則スよ…。
<br />
<br />結局班目種は男同士の罪悪感ゼロ女体化女性器アリ子供生んで子孫バッチOK。
<br />この作品はBLの壁を破ったけれど、同時にBLの醍醐味を失った。
<br />
<br />作者さんはこの後人魚とか希少種出すつもりだろうけどワンパターンを危惧。
<br />猿人派の私としては班目種と純粋猿人(not先祖返り偽魂源)
<br />の子無し女体化無しの普通男性CPを期待します。
<br />せっかく班目種と猿人の2大障壁を作ったんだから、
<br />レッツ斑目と猿人でロミオジュリエット。
<br />ツンデレ系ワンパク系いないので希望。
<br />それこそ二人が斑目種達の迫害を受けて「猿なんか」と軽蔑され、
<br />妻も子孫も地位も捨て、苦悩の果てに斑目種が猿人を選んだ時
<br />私はこのシリーズで一番愛を感じて萌えるだろうなー。
<br />だってもうその設定でしか男同士の醍醐味を回復できないでしょうから。
<br />でもフェロモン・種付けは寿先生の魂源(笑)なので無理かな。残念!
よかったー・・・!!
<br />私は何度このシリーズで萌え死んでいるのだろう。今回も萌え死にました・・・
<br />
<br />一族の御子たちが続々と誕生しており、みんな生まれたときから魂元を露にしているので、
<br />個々の個性がすごく強烈(笑) マングースの双子の兄弟を手に握っちゃうハブの赤ちゃんとか(もうこう書くと何が何やら分かりませんな)。
<br />パパたちが昔の子育てを語り合ったり、ほのぼのとした序盤の雰囲気がとってもよい。
<br />しかしここらで人物相関図をコミックスに添付してほしいです。こんな繰り返し読んでいるのに、未だに悩んじゃうよ。
<br />
<br />中盤以降は新しいカップルが出て参ります。
<br />主役たちが置き去りになっているけれども、サイドストーリーのようにいろんな動物カップルを観られるのはとても楽しい。
<br />斑類ワールドがどんどん広がってゆく感じ。個々のお話の完成度が高いので、満足度はあるものの、もっと読みたくて仕方がない〜!
<br />どなたかのおっしゃるように本当に3巻ずつまとめて読みたいです。
<br />
<br />惜しむらくは女体化?の制度が、個人的に理解が苦しくなってきたかな、と。
<br />生々しさの極地です、いろいろと大変です。さらっと読めるようにはなっていないので、なおさらです。
<br />世界観がしっかりしている故に起きる混乱だと思いますが、女体化するということそれ自体や、受けの負担の大きさ、
<br />奇形云々の記述に大して、倫理的にそれはどうなんだ?っていう抵抗を感じてしまいます。
<br />BLだからファンタジーだからといつも乗り越えている部分が、どうもすんなり納得しきれなくなっているようです。
<br />いや、初めの頃はもーちっと登場人物が、女体化とか妊娠てことにもっと抵抗感じてて、きーってなって騒いで、
<br />そうやって騒ぐこと自体がコメディになっていたんですよね。子ども生まれてるシーンもギャグっぽく描かれていたし。
<br />それがここへきて、「子どもへの思い」とか「命の大切さ」がシリアスにクローズアップされてきたので、
<br />コメディとして割り切っていた部分が疑問と鳴って噴出してきてしまったんだと思います。
<br />
<br />シリアスに魅せることのできるマンガ家さんなので、難しい。恋心ならいくらだってシリアスでいいんだけれどな。
<br />倫理は恋と萌えでは乗り越えられないようです、私(涙)
待望の5巻です。
<br />毎回毎回突拍子も無い設定で、ギャグ路線かと思いきや切なくて…
<br />今回もニューキャラ登場で、切なさ倍増でした。
<br />
<br />何度読んでも同じ場面でホロりとさせられます。
<br />これからの彼らの生活は、あれで全て良し順風漫歩とは行かないかもしれないけれど、やっぱり思いあったもの同士が一緒にいるのが一番だよね。