<br />絵本作家という枠組みにとらわれない男、五味太郎。
<br />私の始めての五味体験が本書だった。
<br />確かに可愛くて愉快な絵本ではある。
<br />しかし構成や画面から漂ってくる
<br />どう考えてもアバンギャルドな香りはなんなんだ?
<br />
<br />後に五味太郎という人間そのものが
<br />かなりアバンギャルドであることを知った。
<br />『大人問題』シリーズや、数々のインタビュー
<br />(例えば山田玲司『絶望に効くクスリ3』)
<br />実際の講演会でのはみ出しぶりは大変なものだ。
<br />ぶっちゃけファンです・・・。
素朴です。淡々と進んでいくストーリー。しかし、笑わずにはいられません。<br>元々1歳の息子の為に購入しました。が、子供よりも親がはまってます。五味氏の書籍は何れも独特の世界を感じずにはいられません。<br>お子さんが、気に入るかどうかはひとまず置いておいて、ご両親がまず<br>読んでみてはいかがでしょうか。きっと、「さる、るるる・・・」なんて呟いてる自分に気がつくことでしょう。
五味さんは独特な世界を持っておられますが、この本もそうです!<br>言葉遊びのような本で、子どもむけというよりは大人が楽しめる本のような気がします。<br>イラストもかわいいし、色調もシンプルで長く楽しめそうです。