この本には二つの側面がある。
<br />ひとつにはほかの方々が言われているように、絵がまったくだめな人でも絵がかけるようになるための教科書としての側面。
<br />もうひとつは、右脳開発のための最初の方法。
<br />巷には、右脳開発の方法がいっぱいあり、学校もある。しかし、成人が右脳開発に成功した例はぜんぜん聞かない。これはやはり、子供用のやり方では、成人には無理があるということだろう。
<br />どのように無理があるのかといえば、子供は右脳モードに簡単に入りやすく、右脳が動いている状態でさまざまなトレーニングができる。
<br />しかし成人の場合、そもそも右脳モードに入るのが困難で、左脳モードのままでトレーニングをすることになり、それでは、トレーニングの効果は出ない。
<br />でもこの本は、成人でも右脳モードにすぐ切り替えるための方法が書かれていて、まず、この本に書かれているやり方で右脳モードにすぐ入れるように練習してからほかの右脳開発の方法をやるのが、右脳開発の近道だと思います。
この本はいままで絵を描いてこなかった人に、「絵描き」の物の捉え方を習得させてくれる本だと思います。逆に言えば今まで右脳で絵を描いていた人間にとっては、結構当たり前の事が書いてあるだけなので役に立つかどうかは微妙です。
<br />さらに言えば、基本的にこの本は「目の前にあるものを何も考えないで描く事」を前提としています。「頭の中のイメージを、あれこれ考えながら描く事」についてはあまり学べません。
<br />したがって、これから絵を描くことを始めようと思っている人に勧めたい一冊です。
絵を描く時の、大きなヒントを、得ることが出来ました。
<br />常々、自分の絵に何か足りない、何かつまらない、と感じていた
<br />私ですが、この本の描き方(左手で描く、紙面を見ずに描く)で
<br />描くと、意外性のある面白い絵が出来ます。描いてる間は、
<br />本当に無心になってます。 絵の見方も、大きく変わった気がしました。 絵がつまらなく、堅くなってきたら、脳をリセットして
<br />右モードにしなくちゃ! と教わった本でした。
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