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| 封印作品の謎
(
安藤 健二
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封印された作品(もしくは作品の一部)が、どういう理由で、そしてどういった過程で封印されていったのか、という謎にせまるレポート。取り上げられた作品は古いものが多い。
<br /> 封印理由や過程についてただ取り上げるだけでなく、その根底にある社会背景についても考察されており、なかなか興味深かった。
<br /> 取り上げられた作品に思い入れがあるかどうかで評価は変わってきそう。60〜70年代の作品が主なので、その辺に思い入れのある年代のかたにお薦め。
<br /> ウルトラセブンの12話・映画『ノストラダムス大予言』などの、封印理由がこの本にくわしく書かれてあります。買って損じゃありません。ぜひ読んでみてください。 ウルトラセブン第12話が欠番になっている理由については、風のうわさ程度にしか知らず、なぜ未だにメディアにでないのか不思議でした。この本を書店で見て、迷わず買い、むさぼるように読みました。子供の頃からの疑問が30年後に、それも自分より年下の作家の本で解決するなんて。すばらしいことでした。ネタばれはしたくないので、気になっているかた読んでください。
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