美しく、健やかになるための「美の法則」について、わかりやすく教えてくれる本。
<br />
<br />まず、私の母が読み、大変健康になりました。高齢なので若い人のようにはいきませんが、それでも毎日の生活にハリが出てきているようですし、何より田中さんの姿勢に元気をもらっているようです。
<br />
<br />私は、メイクや美容には全くの素人ですが、この本を恐る恐る読んでみて、田中さんの前向きで何でも試してみよう、という実践の生き方にとても感心しました。
<br />
<br />実際的な部分には、門外漢の私が言えることもありませんが(でも、とてもよさそうです)、このポジティブな心をまず読んでいただきたい、と思います。
メークアップアーティストでありながら「変身」「若々しい」という言葉が嫌い、そして変身は自己否定、お手入れは今の自分を慈しむ行為、という田中さんの哲学は、インスタントなミラクルやファンタジーを煽りたて、リアリティを見失わせてしまいがちな今の美容業界では、とても貴重な存在だと思います。一番つらかったけれど、自己成長につながったのは更年期と介護の経験、という人生訓も、お伽噺の世界ばかりに生きているわけにはいかない、という女性の現実を思い出させてくれます。
必ず守らねければならない法則をタイトルにもってきたこの本。
<br />本当に田中さんは実行してきた人なんだってのを、
<br />人生哲学と仕事への姿勢を書いた第3章と第4章で痛感します。
<br />反対に、第1章では流行に縛られ踊らされる女性に対し、
<br />自分の内なる力と自分の魅力を信じるアドバイス。
<br />第2章ではメイクとスキンケアの常識を覆すアドバイスと、
<br />全ての女性は美しくなると道を拓いてくれます。
<br />