アメリカには「飢餓人口」が3100万人存在し、世界の富の4分の1も所有。
<br />格差社会の現実は、アメリカ創設時のフロンティアスピリッツからであり、
<br />弱者を弱者たらしめることで繁栄してきたアメリカそのものだ。
<br />著者は9.11事件後、一旦日本に帰国していたが、
<br />今回の執筆から再びアメリカに引き寄せられる。
<br />人生の大半を過ごしてきた著者にとってアメリカは
<br />切り離せない故郷になっていたのだろう。
<br />そう思わせるほど、彼女の文章は奮闘していながら愛情に満ちている。
<br />アメリカの自己破産申告は、医療費と離婚費用がトップだ。
<br />つまり、日本と文化の土壌がそこからも異なるのが伺える。
<br />そこを踏まえて、弱者をアメリカがどう扱うのか、知らない人は読むべきだと思う。
この著者の文章はとてもスピード感があり何かジェットコースターに乗ってる
<br />ように一気に読みきった!内容は私たちと同じ普通の人々の目線になっていて
<br />とても共感しやすい人間ドラマ、その背後にショッキングな数字が、、、でも
<br />人間の強さと勇気にふれ、途中涙がとまらなくなった。だが読んだ後、タイトルの「弱者革命」というとおり、アメリカの弱者たちの底力を感じてすかっと
<br />する。やはり読後感は希望の一言に尽きる!こういうノンフィクションは初めてだ。一冊買って親友にプレゼントした。この著者の次作が楽しみだ!
何事もアメリカの後追いをし、同じ失敗を繰り返す、今やアメリカの植民地と成り下がった日本。 選挙の不正・その追及者への公権力の嫌がらせ、高額医療費が支払えずにホームレスやフードスタンプで生活する貧困者、その貧困層の子どもたちを狙って、甘言での軍隊へのリクルートが公立高校までやってきて、戦争への見えない列車に乗せられ、それが精神に異常を抱え、社会復帰できない帰還兵を乗せて帰って来る。
<br /> 劣化ウラン弾による帰還兵自身とその子どもたちの病気や奇形については触れらていないのが残念だが、兵士にならなければ大学に行けないどころか、兵士になってさえも大学には殆ど行ける事はないという事実を、当事者のインタビューを交えて書いてます。 このシリーズの続きが読みたくなること請け合いです。