<br />まず書いておきたい点は4つ
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<br />・この参考書を選んだら教科書やその他諸々の参考書は一切必要無い
<br />・サブノートに空欄だけでなくサンプルにもあるようにしっかり関連事項を追記をする
<br />・年表整理のため定期的にCDを聞く
<br />・ただ猛然と講義を読むだけでなく書いて覚えるという作業をする
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<br />この4点を守らないと教科書をメインに勉強をしている受験生にはまず負けると断言できる。
<br />なにせ1〜4巻(人によっては5巻まで)でおよそ教科書の倍の2倍もいいところの
<br />1000ページ以上に及ぶわけだから選んだからには相当な覚悟が必要である。
<br />この本を信じて根気良く使い続ければ教科書組にはまず負けないといっていいくらいの
<br />得点力にはなる。あとは直前期に過去問演習をすればいい。
これほど読みやすく、かつ体系的に学べて、コストパフォーマンスの高い参考書はなかなか無いでしょう。付属のCDがかなり使えます。
<br />私は別に当人にお会いしたことすらありませんが、心からおススメできるシリーズです。
<br />予備校の授業を年間でダラダラ聞くよりも、短期間で石川を三回通読する方がはるかに効率的でしょう。(軽く営業妨害かな?)
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<br />年間で通史を学ぶことの致命的な欠点は、記憶の繋がりにくさにあります。毎回必死に復習して覚えても、知識が細切れで結局流れが身につかない。
<br />まずは石川で網羅的に通史を頭に叩き込むことで、必ず日本史の流れが身につきます。細かい知識の詰め込みはその後で問題集を解けば良い。
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<br />私が出会った中で、文句無しに薦められる数少ない参考書です。
講義調の文章は特段、効果は無いように思えた。ただ重要な事はしっかり書かれているから、
<br />それで参考書としては十分役目を果たしている。それよりも年表CD講義は非常に効果があると思う。
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<br />まず本書のほうだけど、史料は重要どころは余すところ無く網羅されている。
<br />難解な言葉はしっかりと解説されているし、当然約が付いているから難解な史料もすんなり理解できる。
<br />図も豊富に挿してある。天皇の系図は勿論のこと、藤原北家と天皇の関係も一目瞭然で分かり易い。
<br />イメージしにくい五畿・七道も簡潔に表してあるし、理解があやふやになる源平両氏の系図と、
<br />その人にまつわる乱が一緒に図化されて、理解が早まる。
<br />重要年表は石川先生が考えた語呂合わせが載っている。これは後のCD講義で効果を発揮する。
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<br />サブノートは穴埋めに終わらず、メインの方に載せられなかった表など(詳しい官位相当表や
<br />遣唐使一覧など)があり、教科書としての機能も持っている。ただ赤シートは特に役に立たない。
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<br />最後にCDについてですが、これは年表の暗記のみを役目としている。本中に出てきた語呂合わせを
<br />石川先生のシブイ声で聴いて行く内に、自然と頭に刻まれて行く感じがして、
<br />2〜3回聴けば頭にこびりついて離れなくなっている。
<br />暗記する努力もせず(寝転がっていても)歴史の流れが瞬間的に出て来るようになったので、
<br />これは凄いなと思いました。
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<br />参考書は基本がしっかりしているから及第点、CDは中々効果がある、という所です。