・とにかく簡潔
<br />(講義調などの他の参考書と違い、余計な言葉が一切書かれていません。とにかく簡潔。だからこそ、無駄がない。覚えることしか書かれていません。余分に頭をひねらす必要がないのです。)
<br />・徹底した例文主義
<br />(文脈の中でどう使われるのかが、しっかりわかります。単に文法事項を暗記するよりは効果的です)
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<br />また、問題を解く際に解答にのっている解説の視点にも気をくばりましょう。というかここも覚えましょう。
<br />そして次から問題を解く際に、その解説を根拠に自信をもって問題を解けるようにしましょう。
<br />そうして、すべての問題に対して根拠をもって解けるようになれば、間違いなく力はついています。
<br />なお、このときに例文を完全に読解する必要はありません。問題を解くのに必要な部分だけ見て、問題に答えられればよいです。
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<br />これでこの本はとりあえず完了です。しかしこれだけにとどめておくにはもったいないのです。
<br />この本は徹底して例文の中で文法の問題を出している。
<br />この事実を逆に言えば、例文読解をすれば、読解力育成と同時に文法の復習を同時にできるということです。
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<br />とにかく「使える」本です。味がでなくなるまでむしゃぶりつくすのに値する本だと自信を持って言えます。
薄いけど極めるのは、大変!<br>ですが、これを極められて、初めて、古文受験生です。<br>何が大変?それは、助動詞です!<br>この本は、冒頭に書いてある基本事項を暗記してから問題に取り組まないと<br>全く、意味がありません!(これは忘れないで!)<br>そこで、<ゴロ565>の後ろに載ってあるゴロゴ文法を駆使して覚えてみましょう!<br>このテキストと<ゴロ565>などの単語帳をやった後は、<br><マドンナ>かZ会系の<古文上達>か<最強の古文>をやるといいと思います。
簡潔な単元ごとの文法解説と、簡単な問題演習が載っている参考書です。<br>基本的に、古文は助動詞の活用・意味・接続(ようは活用表)を全て見につけてしまえば、苦手な人でも直ぐにある程度のレベルまでなら読めるようになるものです。逆に助動詞をちゃんと覚えているのに、古文が苦手でどうしょもないって言う人は居ないと思います。<p>その点、これは基本的な文法事項とそれを確認できる問題が纏まっていて、これから勉強を始める人にはとても良い参考書だと思います。識別に関しての単元もあるので、ある程度古文が出来る人にも実践的。<p>文法書などのほうが解説はもちろん充実していますが、古文の勉強を始めたばっかりの人には逆に混乱を招いたり、その量の多さから挫折しがちなものです。これ1冊で、"文法的には"ほとんどの問題は解けるはずなので、そういう人にはもってこいだと思います。