職業に貴賎はありません。
<br /> しかし、読後、あまりの内容のなさに、
<br />「AV監督に頼った私が馬鹿だった。」と、たまらなく哀しくなりました。
SEXマニュアル(体位、愛撫の仕方等々)とはまったく趣を異にした本です。
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<br />この本を読んで、私はSEXの時だけでなく、ふだんパートナーと一緒にいる時も何かカッコつけていたのかもしれないと気づかされました。そこで、いままでとり繕っていた体裁をかなぐり捨て、もっと自分をあけっぴろげにしてみることにしました。するとどうでしょう、彼女も今まで以上に私に心を開いてくれるようになり、関係がもっと親密になり、SEXもよりスムーズにできるようになりました。
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<br />このような「気づき」を私に与えてくれ、良い方向への状況変化をもたらしてくれたということで、この本と出会えたことは幸運でした。
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<br />著者(代々木忠氏)は言います、制度的社会から解放されて赤子のようになってこそ、ほんとうにSEXを楽しむことができ、イクことができる、というようなことを。ただし、本能の赴くままに動物的なSEXをすれば良いというわけでもない。著者はSEXに際しての言葉の重要性も説いています。この「本能的感覚」と「人間ならではの頭でするSEX」の関係性について、著者自身の見解が本書に記されています。
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<br />私はこの本と山村不二夫氏著の『性技実践講座』を同時並行的に読みました。 『性技実践講座』はかなり過激(?)なSEXマニュアルであり、どちらかというとテクニックで女性をオーガズムに導く方法が説かれています。代々木氏の説では、テクニックだけでイカせることはできないことになります。ではなぜSEXカウンセラーの山村氏は初対面の女性クライアントを次々と「昇天」させることができるのでしょうか? 2冊を平行して読めば、読者それぞれの解が得られると思います。
SEXって何だ!! 男って、女って何だ!! そして人生とは何だ!!<br>実生活では様々なこと(仕事、恋愛、SEX、人間関係等々)がないまぜの中で誰もが生きていますが本書で示す感性は「その何だ!!」のヒントの一つになりました。<p>本書の方法をいくつか実践しましたが理論が適正でうなづける点が多々ありました。その点とても参考になりました。もっと早く本書に出会いたかった~っていうのが率直な感想です。