百合といっても恋愛の一種だから、その過程でヒドイ嫉妬もするしマジで人を憎むこともある(それは男同士でも同じだと思いますが)。そういう感情の振幅を無視して、ただ美しい女の子同士の戯れる絵を見たいだけなら極上の作品と言えるでしょう。単なるエロマンガでなく、独特の雰囲気を醸し出しているのは間違いなく作者の手腕によるものです。ただ、登場人物や小物の細かい設定はあるけれど、物語としては「ふたなりエロマンガ」と同様の虚構なので、ちょっと暗くてもいいから読み応えのある百合の物語を堪能したいという人には面白くもなんともないかも。
こういう本は初めて買いました。<br />表紙から想像するに清楚な子達の話なのかな?と思ってましたが、わりと身近な女の子達がいっぱいで読みやすかったです。<br /><br />絵もやたら胸とかお尻が強調された絵ではなくきれいな少女マンガっぽい絵なので、アクのないさらりとした読後感でした。<br /><br />なにぶん初心者なので基準がわからないのですが、女の子同士の本だからどうこうという違和感はなく、普通のエロ本という印象を持ちました。<br /><br />1話完結の形ですが、ストーリーはあってないようなモノです。まぁそれはしょうがないのですが。<br /><br />こんな雰囲気はきらいじゃないです。
とにかく本の装丁がきれい。
<br />
<br />主人公を中心に読み切りの展開が続く。1巻だけだと消化不良を起こすので、2巻と併せて読みたい一冊。1巻は周りのカップルが成立していくシーンを見届けていくが、何度か読み直さないと把握するまで散漫に感じた。
<br />
<br />特に百合好きで無ければそれほど絶賛するないようでも無いと思います。とは言え、買って損は無いクオリティです。