他人とのコミュニケ-ションにどこか不安を感じている人にお奨め。<br> 自分自身も、世間的には他人とのコミュニケーションをそつなくこなしていると思う。<br> がしかし、実のところは、内面ではどこまでがその他人の本音なのかがわからず、それに合わせて本音が見えない、ほとんどの他人に対して距離を取ってコミュニケートするのが当然になっている自分に、この本を読んで気付かされた。<br> 相手の返り血を浴びる程の距離で、自分自身をさらけ出して自らも傷つく覚悟をもって本気のコミュニケートをする事が大切である。といった非常に刺激的だが、スッと心に入ってくる表現がイイ。<br> 人と人との関わり方を、人間臭いがスマートに説いてくれる。自分の子供に、この本の元になった授業を受けさせたいと思う。
NHK「課外授業ようこそ先輩」を見たときに、ものすごく感動しましたので買いました。編集者はどんな仕事をしているのかを初めて知りました。<p>一番ひきこまれたのは、「本気でものを言う」ということです。内蔵がこすれあう関係という言葉は、私にとっては強烈でした。<p>番組ではカットされていた部分も、本には書かれています。子供たちから見城さんへの質問もしっかり掲載されています。<p>人と人がかかわりあうということは、どういうことかを教えてくれる本です。