時代の寵児ともてはやされたあの人の顛末に、
<br />「前々からどこか違和感を感じていたのだけれど、うまく言葉では説明できなかった。」
<br />という方、多いのではないでしょうか?
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<br />この本の215pには、まさにそのヒントが書かれています。
<br />無論、全体を読んでこそ、「幸せ」をつきつめたこの本の偉大性、普遍性を知ることができるのだと思いますが。
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<br />ナポレオンヒルを初めて読む方には「思考は現実化する」をまずお薦めします。
<br />「成功哲学」はその上で読まれると、氏が究極の理想としている人間像に触れる上で効果的と思いますし、
<br />また、「そうありたい。」と思うようになると思います。
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<br />「心の平安」に重点が置かれた本ですが、読んでるだけで幸せになれる本です。
<br />きっと「幸せの本質」がこの本に描かれているからでしょう。
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<br />「思考は現実化する」と重複する部分も若干ありますが、
<br />既にお持ちの方にも、心からお薦めいたします。
1960年代に書かれたものとは思えない、今こそ使える深いメッセージです。「お金持ちになるだけではだめで、心の平和こそもっとも大切なもの」と言い切ることができるのは、ナポレオン・ヒル自身が多くの困難を乗り越え、多数の成功者をインタビューしてきたからなのでしょう。「成功ノウハウ」があふれかえっている日本で、今一番大切なことのように思いました。成功してからのナポレオン・ヒルの業績しか知らなかったので、そこに至るまでの実際に体験したことがらというのは、彼もまた普通の人だったんだと思い、勇気づけられました。幼少時代は本当に手に負えないワルがきで父親から見放されていた、とか、ギャングに追われて命からがら逃げ回ったとか、愛する子供が障害を負っていたにもかかわらず克服したこととか、人間らしいナポレオン・ヒルの生き方が書かれていてとても親しみを覚えました。そして、私も、できるかもしれない、という気持ちになりました。何度でも読みたい(もう3回目読んでいる最中です)本です。
気持ちがネガティブになった時に、読むと気分が晴れる名著。<br>「権威者の言葉にふりまわされるな!」のところの「いくら権威者に<br>才能がないと言われようと、本人が自分に才能があると信じ、そのとおりに<br>実行すれば、優れた才能は失われずにすむのである。」には感動した。<br> 何をするにしても、否定をしたくて、批判をする人は多い。<br>この書物は、何度もくじけず、自分の才能を信じてきた人は<br>必ず、成功するものである事を、学生達を通じて確信した。<br> ビジネスに関係なく、これから就職する学生にすすめたい。