自分のゴールを達成するために必要な「決断」。
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<br />決断することとは、どんな言葉の意味を持つのか、
<br />この本を読むことで、しっかりと理解できます。
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<br />決断しなければ、前へは進めず、結果は、、
<br />「今と変わらない将来」。
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<br />自分が今よりももっとワクワクする場所へ行きたいと思っている方は、
<br />読んで損はないと思います。
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<br />何度も読み返したい一冊です。
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ホンダの本田宗一郎氏や、ケンタッキーのカーネル・サンダース、
<br />さらに、ビリー・ジョエルなど、今や立身出生の有名人が次々と。
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<br />著者の別の本『一瞬で自分を変える法 世界No.1カリスマコーチが教える』
<br />より、分量も読みやすく、要点が簡潔で、大変ためになりました。
<br />これくらいの分量と、「とにかく、これを実行しなさい」的な
<br />書き方に出会うと、信じてしまう自分です。
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<br />ある意味、人間万事塞翁が馬事的な(中国の故事は本書にも出てきます)、
<br />自己暗示と夢を信じて、ポジティブ思考を継続すれば、道は開ける的
<br />なコーティングになっています。
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<br />とにかく、書いてあることを愚直にやってみようかな、と思わせるところ
<br />が、本書のよい点です。あとは、自分次第。
決断の重要性、フォーカスの仕方や良い質問をするなど素晴らしく参考になる部分はあります。
<br />著者アンソニー・ロビンズ自身がある決断を機に人生のどん底から這い上がっていく過程は感動的でもあります。
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<br />しかし私はこの本を買ってだいぶ経ちますが、残念ながら常に手元においておきたい本にはなりませんでした。
<br />本当に人生の岐路に立ち、本気で人生の問題を解決したいと思ったとき、どう決断しどう行動するかは最終的には自分自身が決めることです。
<br />決して他人が決めることではありません。それに他人と同じように考え行動したからといって必ずしも問題が解決するわけではありませんよね。
<br />抱えている問題は個々人で様々、それに対する対応の仕方も様々なはずです。
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<br />この本の効用は著者自身の感動的な話を読んでモチベーションをあげることと、彼が人生を通して学んだ重要な知識(決断、フォーカス、質問等)を得ることの2点です。
<br />この2点以上にこの本に依存したいというならば、それなりの覚悟を持ってなされた方がいいでしょう。