そもそも凄いインサイトを期待したわけではなく、何かヒントを得られるかもと思い手に取った本である。基本的なトーンは「外国人もしくは昔の日本人はこーんなに素敵なのに、なんて現代の日本人は美しくないのかしら!」といった感じ。例えば「息子がプールつきの別荘で、何かの拍子で落ちそうになった時にプールサイドにいた4人の日本人男性は『あ、危ない』と言っただけだったのに、1人のアメリカ人男性だけが『オー』とともに息子の腕を握り締めてくれた!」云々。
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<br />正直に「確かに」「気をつけるべき」と思わされる部分もたくさんある。その為にぱーっと1時間位読むには適した本かもしれない。「ありがとうをきちんと言える大人は素晴らしい!」云々。
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<br />基本的に筆者が体験した事に関し「それで私はこう考えたわけよ!」という女性の井戸端会議ブログの延長線上は出ないが、それでも読み物としては成立するわけだから、逆にブログのようなメディアが如何に凄いかと妙な所には感心。
いつもダラダラしている私ですが、こんなことではいけないと自戒の思いをこめてこの本を読みました。著者は加齢学をアメリカで学ばれた方だそうで、内容はけっこう説得力があり、読後は充実感がありました。耳が痛いなあと思う箇所もありましたが、一流の人間としての立ち居振る舞い言動、そして心の持ち方などを学ぶことができました。本のオビにもあるように、カッコイイ大人になりたいと考えている人には一読の価値ある本だと思います。
「外見」がどれだけ大切かは、昨今の書籍で多く語られている。この書籍でも、もちろんファーストインプレッションは外見が勝負となっている。ただし、グロバールスタンダードで勝負する時代になり、内見=それは人を敬う気持ち、感謝するする気持ち、そして助ける気持ち…が大切であることをわかりやすく解説してくれている。最近の日本人は「妊婦や障害者に席をゆずる」のを恥ずかしがり、「席をゆずらなかった」恥ずかしさはわからないのでは?と考えさせられる。
<br />もちろん、20代30代から、インナーマッスルの鍛錬、基礎体力作り、笑顔の作り方、正しい姿勢の認識を持つことが、「見た目」のかっこよさ、スーツや洋服を着こなす最大のポイントとして、著者ならではのテクニックが満載されている。
<br />今の自分に役立ち、明日からの自分の気持ちの持ちようを変えて、将来の自分がかっこよくいられるように…誰もが願うことを、わかりやすい文章で教えてくれている。