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| わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集
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金子 みすゞ
矢崎 節夫
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最初にみすずさんの詩を読んだ本で、みすずさんを好きになったキッカケになった本です!
<br />手元に置きやすい大きさで、ロングセラーになるのも納得♪ 金子さんは、小さな命にまで届く声で、確かに存在する世界を語っています。その声が、あまりに美しく聞こえるせいか、時々涙がこぼれます。温かい心を持っている人っていいですね。その声が、時代を超えて、今の私たちに届いているのは、本当に素敵なことですね。<br> 時々自分がいやになることは、誰にでもあるでしょう。そんな時、小さな声でいいですから、この本を朗読してください。しっかりと、自分の鼓動が聞こえてくるはずです。 内容、ことば、題材・・・どこをとってもみすずの優しさあふれる詩は3才の娘にもとてもひきつけるものがあるようです。絵もない本なのに愛読書となっており、日々暗記する詩も増える一方です。わずかに出てくる漢字すら覚えていくのにはびっくりです。字が読めるようになった今の時期にぴったりの詩集です。もともと私が学生時代に購入したものですが、とってもいい買い物でした。自然を細やかに見つめたみすずと同じ位置から娘にも世界を見渡してほしいと実感します。
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