この本は確かに韓国人一般に対して(すべて一括りにして)差別的な姿勢が見られ、
<br />その点は正当に批判さるべきだが、だからといってこの本を読んだ人がすべて
<br />「嫌韓」を刷り込まれ、すべての韓国人に対して差別的な姿勢をとるかようになる、
<br />などということはない。
<br />現に、この本を読んだ後、私は韓国人と同じチームに入って仕事をするようになったが、
<br />彼に対しては何らわだかまりなく付き合いができている。なぜなら、彼の人柄がすばらしいし、
<br />彼は日本に対して偏見を持っていないから。
<br />事程さように現実の付き合いは何物をも凌駕する。
<br />一方で日本に対して偏見を持ち、我が国に対していわれなき誹謗中傷を繰り返す韓国人も現に
<br />存在するわけで、彼らに対しては日本の側からも批判を提出しなければならない。
<br />その意味で、今までマスコミが覆い隠してきた事実を漫画という形で提出した本書の功績は大きい。
<br />
<br />多方向からの意見に耳を傾けるべきだからこそ今までの「日本=悪、韓国=善」という一方的な
<br />見方に対する反対方向からの見方を示した本書の意味は大きいはず。
<br />多方向からの見方を知った上で、読者は自分自身の見方を育てていけばよいのだ。
<br />
<br />韓流ファンを批判でもしてみたものなら血相を変えて「右翼!」と叫びかねない、
<br />小学校の頃の日教組の教えを後生大事に守り続けている「ピュア」な御仁には理解できない
<br />ことだろうが。
<br />
韓国になんら偏見を持っていない人が驚いたことと思います
<br />何の抵抗もないピュアな脳を持った人が「嫌韓」を刷り込まれると一発アウト、そこまでなんです。
<br />脅しでも何でもありません。そういう人が現にたくさんいるんです
<br />以下、なんの滞りもなく順調にステップを踏んでいきます
<br />1、韓国の政策方針をするべき批判をなぜか韓国人そのものにするようになります。(要チェック!ここを誤ってる人が多くいます)
<br />2、韓国人を嫌いになり、人種差別をしだします。
<br /> こうなってくるともうとまりません。
<br />3、嫌韓ファンを批判でもしてみたものなら血相を変えて「左翼!」と言われます
<br /> 他の意見を一切受け付けません
<br />4、これが絶対の教本とし、全てを悟りブログ、掲示板などで教えを説くことになります
<br />
<br />韓国の反日感情と嫌韓。相反するようにも思えますが自国の正当化、差別
<br />偏った歴史解釈など実は同じ道を伝いたどり着いてるんですね
<br />
<br />こういう複雑な問題に絶対的な正義や悪などありません
<br />そういうときこそ多方向からの意見に耳を傾けるべき。
<br />これ、僕が小学校の頃の先生に教わったことです
低年齢層や普段活字を読まない層に向けて、漫画を媒体に置き換えることは今日では珍しくもありません。
<br />自身の興味の幅を広げるきっかけにもなり得るので、とても有意義なことだと思います。
<br />しかしこのような漫画として低レベル極まりない作品が商業的に成功を収めたことには大いに悲観します。
<br />この本を通して他国に敵愾心を燃やそうが嫌韓に辟易しようが、それは個人の自由です。
<br />歴史観に口出しをするつもりは毛頭ありません。
<br />問題はプロパガンダとしか価値を見出せない愚作が恣意的に祭り上げられることです。
<br />漫画を一芸術として市民権を得る為、大切に育んできた先人達に申し訳が立ちません……