「けど、おまえが吸血鬼でよかったよ」この一言に全てが集約されていると思う。
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<br /> 自分では何一つコントロールできないが為、人類から超絶して孤高のなかに生きていくはずの吸血鬼になりながら、犯罪者のように息を潜め人間社会のゴミと化していたアル。惨めで、虚しくて、苦しくて、悲しくて、そしてとても寂しかった。なのに死ぬことすらできなかった絶望の日々。
<br /> それがひょんなことからアジアの小さな島国で一人の男と出会う。その出会いがアルの心に希望の火を灯す。
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<br /> 自分と違うものをありのまま受け入れる、そんなことができる人間が世の中にどれくらいいるだろう。そんな人間になれたらいいなぁなんて、そんな気持ちが沸々としてくる本だった。
<br /> 続刊に期待大!
木原作品はいつも発売日に買う。そして、「今日はどんな痛い話でも耐えられる!」
<br />と思える日まで取っておく。でも、今回はタイトルが明るかったので、ちょっと
<br />油断しました。
<br />この話、コメディ…? 帯とタイトルさえ見なければ、私はそうは感じなかった
<br />と思います。私は途中からアルに感情移入してしまって、とてもせつなかった。
<br />暁を好きになったアルが、暁についた嘘がせつなくて、それを暁がどう思ったか
<br />考えるとまたつらくて、やっぱり木原作品は胸にささるなあと苦しんでいます。
<br />アルのたどたどしい日本語が、一番効きました…。
<br />続編次第で星5つになる期待を抱きつつ、第一話ということで様子見の星4つ
<br />です。
正直 あんまり期待してなくて 買うかどうかも迷ってて でも大好きな木原さんだし…と発売日に購入したのに なかなか手が出なかったんですが…すいません! めちゃ面白かったです♪ 読み出したら止まらない!<br />ラブはないけど 好きはつまってます! アルが可愛すぎます☆ <br />早く 続きが読みたい! 迷ってる方はとりあえず読んでみて下さい! 面白いですよ♪<br />ただ 残酷な描写 みなさん 書いてますが それはちょっと つらかった…