同じく小林正観さんの「宇宙を味方にする方程式」を読んだ時は
<br />目からウロコでしたが、
<br />この本はこれまでの本や講演会などから
<br />良い部分だけを抜粋したような構成になっていて、
<br />いわゆる、「お金儲けのために出版された本」と思われても
<br />仕方のないようなものでした。
<br />
<br />しかし、納得できる部分は多く、
<br />この本に書いてあることを心に留めて生きていれば、
<br />たしかにおのずと幸福がこちらによってくることは間違いないでしょう。
<br />
<br />「うれしい」「楽しい」「幸せ」「愛している」
<br />「大好き」「ありがとう」「ついている」
<br />この7つの言葉を多く言おうと意識して生活をすれば、
<br />毎日はきっと明るくなると正観さんは言います。
<br />これは「幸せ探し」でもあって、
<br />普段なら見過ごしてしまうような些細な幸せにも気づき、
<br />感謝することができる。
<br />これはぜひ実践してみようと思います
<br />
<br />
<br />ただし、どうしても解せない部分もある。
<br />「ありがとう」という言葉をくり返しいっていれば
<br />いいことがあるというのは理解できるんだけど、
<br />正観さんはそのありがとうに心を込める必要はないと言うのです。
<br />
<br />心にもない口先だけの「ありがとう」も
<br />いつかは本物になるってことなんだろうけど、
<br />人の心を幸福へと導く本書において、
<br />口先だけの「ありがとう」を言おうと推奨するというのは何か違うのでは・・・。
<br />これだけは納得できませんでした。
著者の本質は「感謝」ということなのだろう。
<br />
<br />「ありがとう」という言葉をひたすら言う。
<br />心がこもってなくてもいいから言う。
<br />
<br />確かに、人間には「第6感」があるので、
<br />心にもない感謝を言われても「うーむ」となる。
<br />
<br />ただ、人間は放っておくとエゴの塊になり、
<br />自分でも気付かない内に感謝を忘れてしまうし、
<br />いざと言う時に感謝の言葉がでなかったりする。
<br />
<br />「ありがとう」を繰り返し言うことは、
<br />自分に感謝を忘れないようにするためで、
<br />最初は、心がこもってなかったとしても、
<br />実践することで、行動が心を変え、心が人格を変え、
<br />人格が変わった時に、運勢も人間関係も変わるのだろう。
<br />
<br />これこそ宇宙方程式
<br />
<br />ありがとう言う→人格変わる→幸せになる
<br />
<br />小学生でも分かる方程式だし、
<br />答えが出るまでの時間に個人差はあるだろうが、
<br />素直に実践し続けた人にだけ答え(幸せ)が出る。
<br />
確かに内容は読んでいて頷いてしまう。こんなふうに物事を捉えることができたならば、生きるのが随分と楽になると思います。作者の言葉に感銘も受けます。世の中にはそういうこともあるんだろうなぁとも楽しい気分にもなります。でもサービス業の人たちって「ありがとうございます」と一般の人に比べたらかなり多くの回数を言ってますよね。その数は膨大な回数になると思うんだけど、店員さんたちはみんなが、そんなに「しあわせ」なんでしょうか?心をこめなくてもイイと書かれてあったし、「ありがとう」を言う回数からしたらしあわせにならざるを得ないですよね?そんなこと考えるのは私だけかな。