僕は文系人間ですが、国立2次を受けるにあたって、数学が必要なのでこの本を買いました。
<br />数学2はこのシリーズでは一番ページ数が多いですが、一番充実していると思います。
<br />なんといってもこの本のいいところは解説が詳しいこと!
<br />大数の解法は(逆手流など)どれもexcellent!なものが多くて、
<br />数学が苦手、嫌い、という人でも数学が大好きになるような工夫があちこちにちりばめられています。
<br />表紙もGood!
私は一浪したのですが、浪人中に、この「大学への数学 1対1対応の数学」を計4冊、すなわち「数学I,A」「数学II」「数学B」「数学III,C」の4冊を買い揃え、まさに試験前まで一日3問ずつ(例題と演習題で1問と数えて)解いて、それをどの問題も最低2〜3回解きました。
<br />この本に出会ったおかげで、私の大学受験数学の力は飛躍的に伸びました。
<br />理系に進学しようと考えているかたは、ぜひとも数学を武器にすべきです!
<br />なぜなら、大学受験の数学は、体系的に繰り返し反復練習を積む事で、自ずと数学的センスというか、試験問題に対するジャンル分け能力が身につき、点数に表れる様になるからです。
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<br />特にこの1対1対応シリーズは、たとえば「三角比」ならば、「三角比のジャンルで」「実際試験に出るパターン」のようなものを1ページに2題ずつ収録し、例題でまず「どのような問題があるか」を解説し、その応用のような感じで演習題に取り組めるので、非常にやりやすいです。
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<br />その1ページ1ページの積み重ねが、結果的に「体系的に」「受験」という目で見た様々な角度で勉強できるようになっています。
<br />それまでバラバラに散らばったように入試問題を解いて「これはどうやって解くんだろう」とジャンル別もできなかった自分でしたが、これを数回やり終えたときには、数学がまさに武器になっていました。
大数は数学的思考能力=演習力を鍛えるのにベストである。<br>暗記に走るなら典型問題を網羅した青チャートの方が良いだろうが、さらに一つ上を目指し思考力、応用力をつけるなら文句なしでこの本は使える。<p>ただ、受験生が使うように、その単元を一通り履修しなければ効果は薄くなってしまうだろう。一通りやり終わったら一気に仕上げていく。それでよいと思う。教科書傍用を終えたらやっていただきたい。受験問題で構成されているので使える問題がそろい実力はつくだろう。難問だけというものでもなく、良問がそろっている。<p>文系、理系ともに仕上げて欲しい一冊である。