今まで感覚で解いていた人で、行き詰まってしまったらこの本を読んでみるといいと思います。選択肢を絞るテクニックの幅が広がりますし、確信を持って回答できる問題が増えるので、正当率も上がると思います。
たしかに「客観」問題を「客観的に」解くための方法論が、余すところなく、冷静に紹介されており、さすがは数学に(論理に)強い東京出版だ。
<br />
<br />しかし、小ネタというかTipsというかが、だらだらと羅列されているのはいかがなものか。
<br />「まずこれだけ覚えてください、それを使ってあとは練習です」という姿勢に異はない。しかし、そんなに小ネタばかりをだらだらとは覚えるのは、正直キツい。実際に問題を解く際、著者のように手際よく、どのように解くか選ぶ自信もない。
僕は理系で、とくに評論が苦手でした。いろんな参考書を見ても、「そりゃ、そういう見方が出来れば、解けたさ!!」みたいな、解説しか載っていませんでした。でもこの本は、センターの設問の癖、傾向などを裏技っぽく紹介し、説明してくれています。もちろん例文で分かりやすく、丁寧に解説してくれます。センターの過去問も付いているので(4題ずつ)とってもお得です!おかげで、苦手意識がなくなりました!!ぜひ試してみてください!