勉強についての本をかなり読みあさりましたが、面白い視点で書かれているので、参考になることは実行したいですね。ただ著者の経営する塾は「ものにならず」退塾していく子(著者は決して面倒など見ない)もいるようで、結局優秀な子供をふるいにかけているだけのようにも思います。
<br />また従順な子を「犬」に例えていますが、実社会ではそういう面も必要なわけで、創造性があるが反抗的な人間ばかしでは社会がもたないような・・・。
半分はパズルなのであっという間に読める。(本当にあっという間に読んだ)
<br />内容は「有益無害な先取り授業」「計算力はたいした武器になりません」など他の本では読めない内容なのは面白かった。
<br />放任主義をうたい、押し付けの弊害も語っているが、これはやはり”身内”か”そうじゃないか”の目線の違いを色濃く感じる。
<br />塾の先生のスタンスと考えれば、程よい距離なのかもしれないが・・皆が皆このスタンスを取ってしまったら果たしてどうなるのか??という疑問も同時に感じられた本だった。
<br />「まあ参考までに…」と、読むくらいが調度よいのでは…という印象の一冊。
宮本塾の実際の授業の様子が分かる本です。前著『強育論』が理念を語った本だとしたら、この本はその実践を書いた本です。宮本さんの強育はすべての子どもに有効とは思えませんが、学校の勉強に飽き足らない子どもだったら夢中になるでしょうね。さすがカリスマ塾講師だと思います!