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| えほんのせかい こどものせかい
(
松岡 享子
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名作と言われる絵本(「ちびくろさんぼ」「もりのなか」など)が、<br>なぜ子どもに愛されるのか、子どもを引きつけるのかということを、<br>著者なりの考えで説明され、とても納得しました。<br>特に「どろんこハリー」を例に挙げ、<br>子どもが主人公と一体化できる文章とはどういうものかを説明している箇所は、<br>本当に参考になりました。<p>絵本選びは難しいと思い、<br>安易に古典と呼ばれる絵本ばかりを選んでいましたが、<br>良い本かどうか、子どもに合う本かどうかを選ぶ目を持ち、<br>最近の新しい絵本の中からも、<br>自分の子どもにとっての「良い本」を見つけ、<br>与えてやりたいと思うようになりました。 母になり、絵本に興味を持ち始めた頃、この本に出会った。<br>母として、子供にどんな絵本を与えたらよいのか<br>子供にとって絵本がどんな役目を果たすのか…その指針になってくれるはず。<br>初版が1987年だが<br>後半に紹介されている絵本たちはベストセラーになっている良質の絵本ばかりで<br>今でも色あせることなく子供たちの心を育ててくれるでしょう。
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