喜びの泉―ターシャ・テューダーと言葉の花束 みんなこんな本を読んできた 喜びの泉―ターシャ・テューダーと言葉の花束
 
 
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喜びの泉―ターシャ・テューダーと言葉の花束 ( ターシャ テューダー Tasha Tudor 食野 雅子 )

挿絵の数々に打ちのめされました。 <br />素晴らしいの一言に尽きます。 <br />懐かしいです。 <br />自然と子供の表現がかわいい。 <br />幼児のころに親しんだ、 <br />イソップ童話の挿絵のように、 <br />ヨーロッパ的で素朴な、 <br />ターシャの作品の力は素晴らしいものです。 <br />自然を賛美し、生のあり方に触れている言葉の数々は、 <br />とっても哲学的で、 <br />私にとって実感の伴わないものもありました。 <br /> <br />絵が言葉を引っ張っている作品のように思います。 <br />

 この本は、ターシャがかつて接した本や言葉をまとめ、その一つ一つに挿画をつけたものである。ターシャ自身の言葉は、前書きとあとがきだけで、残りは、多彩な人達の箴言の引用である。 <br /> オスカー=ワイルド、ヘンリー=ソロー、シェークスピア・・・ <br /> よく本の中表紙の裏に引用される1〜2行の言葉が選択されている。 <br /> <br /> 私個人は、シェークスピアの「私たちは、夢と同じもので出来ている」という言葉を引用し、女の子がコーギーと蓮の花をじっと見つめている絵が好きですね。 <br /> <br /> 彼女が、これらの箴言をどういう基準で選択し、並べたのかは、まだ分からないけど、最後の2枚の挿画と引用される言葉は、人生の終焉を示すもので、暗いイメージになっているところが気にはなります。 <br /> <br /> 最後をいつもハッピーエンドにしているのに・・・・

ここを見ているという事は、多少なりともターシャ・テューダーに興味を持っている方で、彼女の描く絵はすばらしい事は説明するまでもないですよね。<p>最近話題になっている事もあり、彼女の生活や生き方・感じ方が綴られた本も書店で平積みになり、もはや絵本作家の枠を超えていますよね。<br>そんな中でこの本はエッセイやライフスタイル本と、子供向けの絵本の中間的存在と感じました。<p>文は詩人などの有名な言葉で構成されています。すぐ覚えられそうなほんの1~2行の短い言葉ですが、心の奥に沁みるような美しく深く、そして厳しい言葉です。<br>そんな言葉に合うターシャの温かみのある素敵な絵が大きなページに描かれています。<p>ジャンルは絵本だと思いますが、ちいさな子供が読むには表現が抽象的過ぎるような気がします。言葉の重みを考えると思春期や大人の方が感銘を受けるのではないでしょうか。<p>人間関係がうまくいかない、なんとなく毎日がつまらない、そんな人にこそお薦めしたい本です。休日に自分一人のため紅茶を入れてこの本をぼーっとながめるような、少し贅沢な時間を過してほしいと思います。

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喜びの泉―ターシャ・テューダーと言葉の花束
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