この本の存在は出版された当時から書評を見て知っていたのですが、
<br />辛い内容がわかっているだけに、ずっと手に取ることができずにいました。
<br />でも、それではいけない!と思い直し、やっと先日取り寄せて読みました。
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<br />…やはり、涙があふれて止まりませんでした…
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<br />でも、ただ泣くだけで終わってはいけない!とも強く思いました。
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<br />この本の巻末には、「小さな命を守るために私たちにできること」が書いてあります。
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<br />私は現状では不幸な仔の里親になることはできないのですが、
<br />今いる愛犬を最期まで責任を持って看取ることのほかに、
<br />周りの人達、特に動物と暮らす友人達、
<br />そしてこれから暮らすかもしれない友人達に、この本を贈るつもりです。
最初は本屋さんで何気なく手に取り読んでいると、涙が止まらずに思わず途中で本を置いてしまいました。それからずっと写真の動物達が頭から離れず最後まで読む事にしました。この本にはとても残酷で衝撃的な事実が描かれていますが、それは辛く悲しい現実の"たった一部"でしかないと思います。たくさんの本を読みましたが、まだ知らない出来事や事実が他にもたくさんあります。この本はそういった真実に目を向ける為、そして動物達の切なる訴えが伝わる一冊だと思います。
ここに書かれている事はほんの氷山の一角に過ぎません.例えば,エキゾの問題などこれに触れられていない部分も含め,問題はさらに深くて広いと言えます(エキゾに関しては外来生物法との絡みもありますが).
<br />しかし,これらの問題を知る上で,このような身近なものから入っていくにはいい本だと思います.先のタイトルに書いてあった“獣医ドリトル”と言う漫画ですが,次のステップとして最適だと思いますので,だまされたと思って併読してみて下さい.両方ともペットと飼い主の関係...改めて問い詰められる思いがする本です.