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| 奇跡の船「宗谷」―昭和を走り続けた海の守り神
(
桜林 美佐
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産経の書籍紹介欄で紹介されていて元女子アナが執筆者ということであまり期待せず−失礼!−読んでみたら意外や意外。
<br />グイグイ引き込まれて、息継ぎもせず一気に読みきってしまいました。
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<br />一般的に知られている宗谷の話は省いてあって“知られざる宗谷”と“宗谷を愛した人々”の話が内容的に重くもなく、かといって軽くもなく軽快に書かれています。
<br />時々宗谷に纏わる人々の話を入れてスイスイ読める久々の良書でした。
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<br />宗谷が実は三姉妹だって知ってましたか?
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<br />「え?」と思った人はこの本を読んで下さい。
<br />あなたの知らない宗谷がそこにきっといます。
<br /> 読みやすく一気に読んでしまった。著者の戦中・戦後を生き、また、死んだ先人への想いが宗谷を通して綴られている。それにしてもまさに宗谷は奇跡。奇跡の秘密は本書の冒頭に登場する吉田老人にある気がしてならない。
<br />キャスターもしている著者の日頃のコメントには日々感心している。その元となっているのはこうした調査や人への想いなのだろう。
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