私は高校時代、化学が大の苦手でした。
<br />先生の説明が分かりづらくてさっぱり理解できなかったんです。
<br />それでも理系志望なので化学を克服しなきゃいけないので、この本を買いました。
<br />化学って楽しいかも♪そう思えるようになりました。
<br />苦手意識がある人はまず、このシリーズの理論化学編から使ってみてください。
私は、去年受験生でした。4月の時点では化学の偏差値が40代前半で高校の担任にはこのままでは入れる大学は無いと言われていました。
<br />そのころの私は問題を見ても何をやっているのかすら、全くわからない状態でした。
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<br />でも、この本を読んでからは、問題を解く時にちゃんと自分の解いている問題ではどんなことが起きているのかをしっかり頭に思い浮かべることが出来る様になって化学が楽しいと思えるようになりました。
<br />そしてセンター試験では90点代を取ることが出来て、志望校に合格できました。
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<br />この本は、教科書で難しい言葉で書かれている内容が、化学が苦手な人でも理解しやすいように言葉を噛み砕いて書いてくれてます。
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<br />この本は理解が遅いことがコンプレックスになっている人の味方になってくれると思います。
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完全に化学がゼロ知識の人がやると確実に混乱する本。理系の人で少しでも化学をかじった事がある人ならば良いのかも知れないが、そうでない人にはキツい。何故なら、この本は過去にどこかで化学を習ったことがあって、公式やイメージを特別にイメージしなくても、化学の知識が多少なりとも朧げに頭の中に浮かぶ人向けの本だからである。そのため、理転した人や文系で急遽化学が必要になったような「完全にゼロ知識の人間」にとっては、この本は酷である。初心者向けなら橋爪先生や大宮先生の参考書の方が扱いやすいだろう。
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<br />とはいえ、初めて読む時は文体が語り口調で書かれておりイラストや図も多いので一見すると理解し易そうに見える。しかし、読み進めていく内に「え?これってどういう事?」というような感じで疑問点が増えていき、その疑問が解消されないまま次の単元へ…そ、それは無いだろう。例えば、理論化学について言えばモル計算についての説明がかなり甘い(少なくとも理論化学ならば、駿台の鎌田先生の方が遥かに上)。化学平衡などの他の単元にも解説のわかりにくさが目立つ箇所がある。残念ながら「はじめからていねいに」とは言えない(岡野先生の授業を取ったことのある人には良いのだろうが)。
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<br />結局、この本の1番の難点は「受験化学の重要事項をただ単に口語で羅列しているだけに終わっている」という点にある。他の化学の参考書や問題集と比較すると、それはよくわかる。恐らく、この参考書が難なく読める人は少なくとも「初心者」ではない。