かつてF1と人気を二分した「グループC」カテゴリー。例によっての強引なレギュレーション大幅変更により参加メーカーが急減、その終焉を迎えてしまいましたが、個性的で美しいマシンが多く、今でもファンの多いカテゴリーです。
<br />「レーシングオン」誌で大好評だった連載をまとめ、加筆したもので、オマケにDVDも付いています(これは本当にオマケと考えた方がいいでしょうね)。連載誌発売当時にあまりの人気で買い逃した人はもちろん、連載誌をすでにお持ちの方も買って損は無いでしょう。写真も豊富で、資料的価値は大です。
<br /> 私は末期のNA3.5LのCカー(特にジャガーXJR14)が大好きなのですが、その時代については良い資料がなかなか無かったので、この本の発売は嬉しい限りです。
ロスマンズポルシェ、シルクカットジャガー、ザウバーメルセデスと国産メーカーが揃い、今のF1以上の盛り上がりを見せていたグループC、Cカーを4部構成で綴った本です。資料としても読み物としても素晴らしく、保存用も含めて2冊も購入してしまいました。また、代表的なCカーであるポルシェ956/962Cの記事は特に豊富です。レーシングオンでもCカー特集は特に好評のようで、Cカーの時代Tを取り上げた号は早々に完売となり、入手が困難でしたのでファンには待望の1冊であると思います。かくいう私も待っていました。