霊の存在はやはり自分自身が体験しないと信じるわけにはいきませんが、この本に書かれた様々な方たちの霊体験を不思議な気持ちで読みました。私も美輪さんや佐藤さんのように、いつか霊のお告げとか感じるようになるんだろうか!?この世の神秘を感じずにはいられません。著者も言うように、一番怖いのは霊ではなく、生きている人間だとすると、人の怨念や憎悪ってすごいエネルギーとなって後世まで引きずられるのだなぁ、自分はこの世で謙虚に良い行いをして生を終わりたいと思いました。
読みやすいので、長風呂しながら一気によんでしまいました。
<br />
<br />第一部の人間界と霊界のしくみや霊的開運法は、こういう分野がずっと好きな人も
<br />最近興味を持ったという人も両方、それぞれ、「なるほど」、「へぇ〜」という
<br />かんじでためになるとおもいます。
<br />この部分を読むと、浅見帆帆子さんの本の内容が「霊的」ニュアンス
<br />で理解できたり、風水とか、占いなどをどの程度活用していくのがいいかなど
<br />参考になります。
<br />
<br />第二部の美輪さんの体験談を中心とした部分は、「オーラの泉」というTV番組
<br />が好きな人にはとてもわくわくと楽しめると思います。霊能者の人には(美輪さん
<br />や江原さん)例えば、こういうことがおきいるのかぁ・・・というかんじです。
<br />
<br />恐いなぁ、と思うことも実話として書いてあります。
<br />また、日ごろ、出会う人から受ける印象や、「なんとなく・・・・」というのも、
<br />霊的に非常に大切なメッセージということが多いとわかりました。
<br />私達も霊的存在だということがわかります。
<br />
<br />娯楽性もありますし、真面目な意味でも、霊の存在を否定しない方、否定している
<br />わけではないという方には一読されるといいかもしれません。
<br />
<br />個人的には、小ぶりなサイズで、表紙もかわいくて◎。
最初は割りと淡々と読んでいたのですが、途中から一気にスピードアップしました。美輪さん、すごすぎ!この方、すごいです。すごい、というのをアピールしないで常に低姿勢である所が又、尚更すごさを強調します。オーラの泉でもあくまでも聞き役に徹しつつ、江原さんを立てつつ、控えめでいらっしゃる。しかし、普遍の真理を説く所や節目を総括するのは美輪さん、という図式は出来ているにしても、これを読むとあくまでも、“江原さんと同じ”ということが分かります。説得力があるのは、美輪さんも一切、宇宙の真理だの、霊的なことだの、前世だの、信じていなかった少年時代から、色々な神の計らいが働いて信じざるを得ない状況にまで行ってしまった件など。あっという間に読めてしまいます。又、美輪さんは独自に色々と勉強していらっしゃる点も見習わないといけないなぁ、と思いました。全体的にどんなレベルの人が読んでも違和感なく入って付いてこれるように、丁寧に練り上げられていると思いましたし、全体的な活字が大きめに印字されているのも、美輪さんと出版社のこだわりなのだろう、とお察しします。美輪さんのただならぬすごさを感じたい方、ぜひご一読あれ。面白いですよ。
<br />