最近の予備校講師の書いた参考書や問題集は覚えやすさや即効性を
<br />狙ったものが多い。これはこの本をやってみて実感できました!
<br />奇を衒わない実直な姿勢は何かの試験を受けるにあたってや
<br />自己の英語力の向上を願った場合においても絶対的な安心感と
<br />達成感を与えてくれるでしょう。
最初の500文ほぼ暗記をし(かなり時間がかかりました)
<br />今はひたすら英作文を解いています。
<br />私としては暗誦文よりも英作文の方がむしろ暗誦用にしたいです。
<br />例題は時代を感じさせるものが確かにありますが、その英訳は
<br />またよくて、応用をさせれば問題ないと思います。
<br />真剣に取り組めばそれだけのものは返ってくるとおもいます。
あまりにも、売れている本なので、英語教育にたずさわる者として『和文英訳の修行』を購入してみた。昭和27年1月に、初版発行されて以来、家に届いたものが79刷で、大ベストセラーである。従って、この事実をもってしても、この本がただの本ではないことは、事実である。
<br />ただ、私は、ただ、英作文を学びたいという理由で、この本をお薦めするこではできません。著者は、「永年苦心して英米の新聞雑誌・小説戯曲の類から集めた生きた英文」と謳っている。しかし、所詮は英作文は
<br />典型的なパターンを数多く覚え、それを変形するだけのものだ。そして、自分の意見や日記などを書くことによって、実力を増していけばよい。この本には、古めかしい英文も多々あり、現在、活躍中の多くの英作文の著者たちが、ネイティブスピーカーのチェックも入れて書いている本より、格別、優れたものとは言い難い。本当に辛い修行になってしまい、この理由でこの本はお薦めしない。受験生には、大手予備校講師の英作文の本で、すいすい勉強することを強くお薦めする。