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どうぞのいす ( 香山 美子 柿本 幸造 )

ウサギさんがイスを作りました。そのイスをみんなが使える場所に置くのですが、その時点で「ウサギさん優しいね」って4歳の娘はニコニコ笑顔になりその後そのイスがどうなるのかも気になりだしました。「誰が座るんだろう」と読んでみると誰も座らない。次々来る動物たちの思いやりの心がうれしくなる本です。文面もテンポ良くクスっと笑える読み聞かせに最適な本だと思います。

こども(3歳・5歳)のお気に入りの絵本です。 <br />絵の色彩は素朴で優しく、ホッと和みます。 <br />ストーリーは単純で分かりやすい展開です。 <br /> <br />読む側にも、聞く側にもちょうどいい長さのお話。最後はにっこり笑ってしまいました。 <br />後の人(動物)を思いやる動物たちの気持ちが、じんわり心に効いてきます。 <br />お芝居にもしやすいお話なので、子どもの劇や、パネルシアターにも向いているようです。 <br /> <br />小さいお子様への読み聞かせにおすすめです。 <br /> <br />

「どうぞ」の言葉の奥深さを感じる本です。子供は、ロバさんが起きたときにどうなるのだろうと・・・ハラハラしながら、すごく楽しそうに聞いていて、最後はちょっと間抜けなロバさんに笑っていました。 <br />とても心温まる本です。 <br />

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どうぞのいす&nbsp;&nbsp;&nbsp;ウサギさんが小さな椅子を作って、野原の木の下に置きました。そばに「どうぞのいす」と書いた立て札も立てました。はじめにやってきたロバさんは、椅子の上にドングリがいっぱい入ったカゴを置いて、ちょっと一休み。くうくうお昼寝。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;そこへクマさん、キツネさん、リスさんと動物たちが次々とやってきて、カゴの中のものを全部食べてしまう。しかし、その度に「でも からっぽに してしまっては あとの ひとに おきのどく。」と言って、持っていたものをカゴに入れていくのだ。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;「思いやり」というテーマもさることながら、やさしい言い回しの文章とほのぼのとしたイラストが、この絵本の世界観をさらに暖かいものにしている。リズミカルなくり返しの文章は読み聞かせに最適で、4.5歳からが対象とはなっているものの、もう少し年齢の小さな子どもでも十分に楽しむことができるに違いない。親子そろって優しい気持ちになれるロングセラー絵本である。(小山由絵)
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