今は「そうじ」ブームなのだろうか。
<br />掃除と言えば、イエローハット会長鍵山さんが有名だが、それほど大それた掃除をしなくても、まずは身の回りから掃除を始めましょう、と本を書いてそれがベストセラーになっているのがこの方の書かれた一連の書籍だ。
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<br />ディズニーランドを例にとり、あの夢と魔法の国のそうじの力を解説している。
<br />昼間の掃除の方(カストーディアル、と言うそうだ)は、ディズニーランドに行くと必ず目にするテキパキした掃除屋さんだが、夜間専門の掃除の方もいるのだそうだ。
<br />彼ら、ナイトカストーディアルは夜0時から朝7時まで、パーク内地面の水洗い、トイレ、街灯、トイレの棚、など、見えない部分まで徹底的に「赤ちゃんがハイハイしても」大丈夫なくらいに磨くのだそうだ。
<br />こうすることにより、ディズニーランドにはマイナスのエネルギーが発生しないのだと。
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掃除をすれば夢が叶うというのは少々短絡的ですが、私自身掃除の大事さはわかりますが…。う〜ん、念じながら雑巾がけはちょっと…と思ってしまいます。
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<br />内容も少なく、事例も具体的でないのがいただけません。否定するような内容の本ではないのですが、少々宗教じみてるのが気になります。
・30分ほどでさくっと読み終わります、で、特にものすごいことが書いてあるわけではありません、が、掃除をする気になります。読み終わってすぐ、窓を開けて換気をし部屋の掃除に取りかかりました。
<br />・以前より部屋を見てはそろそろ掃除をしなければと思いつつ、なかなか取りかかれずにいましたが、良いきっかけになりました。いったん片付くと、維持するのはそれほど苦労ではないので助かりました。
<br />・若干内容に触れると、掃除をすることでマイナスの運気を取り払い、さらに掃除をすることでプラスの運気を引き寄せましょうといったことが様々な例を上げながら分かりやすく書いてあります。
<br />・『ブルー・オーシャン戦略』(ランダムハウス講談社)や『ティッピング・ポイント』(飛鳥新社)でも触れられているニューヨーク市地下鉄の落書きの事例は補足視点での記述として興味深く読むことができました。