「あらゆる問題が解決できる」という文句が多少胡散臭かったのですが、興味を持って読んでみました。
<br />
<br />分かりやすい説明、具体的なテクニックなどもある程度含まれていますが、実際に潜在能力が引き出せるかどうかは、読者の取り組み方によるところが多いと思います。
<br />
<br />要は、自分の望む結果を見据えて、その結果が導けるような問題定義、解決法を見つけ出す、それが出来れば、人間は驚くほどの能力が発揮できるのだ、ということだと思います。1つの結果を出すために、各自が工夫してアプローチを考えていくべき、と著者自身も言っているので、彼の提唱するアプローチを鵜呑みにしてそのまま実践するのは、矛盾になってしまいますよね…
<br />
<br />読むだけでは「面白いアイディア」だけで終わってしまうと思います。
<br />本の内容を本当に活かしたいのであれば、読者は自分の状態をしっかり分析し、徹底的に消化するべきですね。
この本は、まず「行き詰まり」をどうやって解決するかが書かれています。
<br />人は目標に向かって行動しようと思ったとき、また行動し始めたとき、なんらかに理由により身動きが取れなくなる「行き詰まり」に直面します。それは、先が見えなくなったり、目標に向かうことにより何かが失われてしまうような感覚であったりと、あらゆる恐怖感により、身動きがとれなくなる状態です。
<br />先に行きたいのか、このまま留まりたいのかという葛藤を解決する鍵が、「潜在能力」を使うことだということです。
<br />自己のナチュラル・ブリリアンス(天賦の才能)に気づき、天才的な能力を発揮しろ!ということです。
<br />
<br />ここまでの分析でも、この本のすごさを感じるのですが、本領はここから先です。「潜在能力」の具体的な引き出し方が書かれています。
<br />それが、「解放」「感知」「反応」「確認」の4つのステップからなる「ナチュラル・ブリリアンス・モデル」の活用です。
<br />簡単に言うと、まず「潜在能力」を引き出しやすい状態、つまり心と体を完全に「リラックス」した状態にします。その状態により、自己の内なる声にアクセスすることと外部にある有益な情報を感知することにより、適切な・u梔嘯ェ得られます。それに従い、行動を起こし、行動の結果を確認しながら、次の段階へ上がっていく。これをくり返すということです。
<br />
<br />神田昌典氏をして冒頭の解説で「この本は密度が非常に高いので、さらさらと読める楽な本ではないと思う」と言うくらい、“濃い”内容です。「潜在能力」「脳力開発」とかいうことに胡散臭さを感じている人は、読まないほうがいい本だと思います。おそらく、読み切れません。
<br />成功法則本に何かを感じ、具体的に行動を起こしていきたいという方にのみ、お奨めの本です。
<br />
<br />もちろん、一回で理解できると思ってはいけません。
<br />七回は読むつもりで取り組んでみてください。
「潜在意識」、「潜在能力」、という単語に弱く、購入いたしました。<p>内容は、前著の「フォトリーディング」と多少、ダブっているところはありますが十分新しい内容が含まれております。<p>「うん、うん、なるほど!」と読み進むのですが、実践するには、インストラクターのような存在が必要かもしれません。とりあえず、独力でもできそうですが。<p>このメソッドを利用して、効果が現れたとき、星を5つにしたいと思います。