こういった事例本はいいですね。
<br />今までのランチェスター本とは一線を画していると思います。
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<br />この本もランチェスターと、そのお勧めになっているのは仕方ないと思いますが、とても参考になります。
<br />また誠実な姿勢と、社会正義と貢献に貫かれた企業理念を事例に挙げている点に好感を抱きます。
<br />同業他社で他にすぐれた戦術やノウハウを、さりげなくサラ〜っと紹介している箇所が何カ所もあります。
<br />ランチェスターにとらわれず優れた他のノウハウを掲載する誠実さには感銘を受けました。
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<br />この本は精読いたしました。よく読むと、掲載されている企業の問題点や弱点も分かるようになっていて、良い面も悪い面でも参考になり、
<br />こういった仕掛けを意図してされたのかは分かりませんが、有意義な一冊です。
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「小さな会社のすごい社長」というタイトルから、
<br />それぞれ独自の経営方法のことを書かれていると思って読んでみたら、
<br />ランチェスターという勉強をしてから変わったという
<br />うたい文句が毎回出てきて、どれも似たような戦略の紹介でした。
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<br />「はてな」や「トリンプ」などの名物社長のおもしろい取り組み
<br />のようなものを期待して読むと、期待はずれに終わります。
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<br />ただ、書かれていることは経営者としては大事なことだと思いますので、
<br />経営者が素直に勉強として読む分には良いのではないでしょうか。
今まで、ランチェスター法則の本を何冊か読んでは良い戦略とは思っていますが、具体的に自分がどう活かせばいいか、分かりませんでした。この本はいくつかの業種の事例があって、どの業種からも学びがありました。ランチェスター法則を勉強されているかたにとっては、ひじょうに分かりやすいバイブルだと思います。