三国志〈13の巻〉極北の星 みんなこんな本を読んできた 三国志〈13の巻〉極北の星
 
 
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三国志〈13の巻〉極北の星 ( 北方 謙三 )

ラストです。ここまで頑張ってきた漢たちの夢が散っていく・・・これが哭かずにいられようか!<br />ちなみに他の方がラストで何故蜀滅亡までを書かないのかといってましたが、たしかに読んでみたいですよね。蜀が滅亡するギリギリまで。ただ、五丈原で孔明が死んだことで事実上蜀は滅亡したようなものですからね。あえて蜀滅亡まで書かなかったのかもしれないです。続・三国志とか出ないかなぁ・・・。

蜀10万:魏30万。日本で言うと県と県の全動員の戦争のようなもの。万なんて単位わかりませんが1:3で戦うようなものでしょうか。いやぁ、立派なものです。北方先生は、曹操が好きだと、曹操こそが真の覇者だと言われています。しかり。ですが、どうも後半から蜀よりになります。多少不利な方に目をやりたくなる心情の移入でしょうかな。ここいらで個人の理想を語らせてもらうと、諸葛亮こそが覇者じゃないでしょうか?実際的な諸葛亮の軍配は大したものではなく文官としてすぐれた人と評価があると一説では取り上げられていますが、無視します。格段に相手よりも力や全てが劣っていて天然の要塞だけが味方、みかけだけの同盟に本当はその同盟国が敵であり、人材も少ない。そんな失墜の状況で土地を拡大し3人に立ち向かっていく一人は誰がどう見ても英雄であり、さしたる負けを見せていないならば精神の覇者ともいえるでしょう。 <br /> 「おいおい、多少個人感情が入りすぎてはいるが、文句いってないじゃないか☆5にしろよ」。←三国志は蜀が完全に亡くなるまでが三国志ですよね。英雄とは言っても国はある。あんな終わり方は無いんじゃないですか?それじゃあ夏侯覇や姜維や魏延やその他もろもろの武将をないがしろにしてあるのは意味深ですよね。ワザとかなぁ。そういうのも大切なんですかねぇ。まぁ見てみて下さいな。

感情移入したこの類の長編物にあっては、最終巻が近づくにつれ、「まだ、終わらないでくれ」と思いながら読むことが往々にしてありますが、北方三国志も13巻を持って完結します。北方三国志については、「作者が○○に肩入れしすぎ」「通常の三国志の最後まで描かれていない」等々の批判もあるようですが、著者自身がこのシリーズに託した思いが「人物の面白さを描きたい」というものであり、それは致し方のないことかと。逆にそういう思いで描かれていることから、本当に登場人物が生き生きと描かれています。最後まで戦いに生きる男や、戦いから背をそむける男等々、男を中心に、様々な人間の典型といえるものが描かれています。貴方はどの人物に感情移入しながら、ドキドキ読むことになるでしょうか。三国志ファン、北方ファンの双方にお奨めのシリーズです。

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三国志〈13の巻〉極北の星
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