四教科の中で勉強時間がとりにくい理科です。<br>しかし、物理、化学、生物、地学分野と思考能力は要する科目です。<br>算数ほどの時間は取れないと思います。<br>5年生の時点でこの教材をざっと流せば、理科が足かせにはならないと思います。<br>得点源にならないまでも、平均以上は行くと思います。<br>日能研の教材では、お得な教材か。
国算のベストチェックと理社のメモリーチェックからなる日能研のチェックシリーズですが、理科がいちばん出来がいい<br>ようです。左ページに板書的な説明があり、右ページに穴埋め問題と絵や図を使った問題、というのは<br>社会と変わりありません。でも、絵や図の問題は適切ですし、理科の教科特性や入試問題との相性がいいようで、<p>これ1冊をマスターするだけで2科4科選択校レベルの理科で合格点が取れるレベルまでカバーすることができます。<br>また、保護者の方々、供給の多くを占める大学生・院生講師の方々が受験の理科を理解するのにも最適です。<br>私自身四谷大塚の予習シリーズなど、説明的な参考書を辞書的に用いつつやって受験の理科を理解することが出来ました。<p>日能研出版の問題集ですが、他塾の生徒も問題ありません。演習が多く総合的な復習をしにくい中学受験塾や<br>大学生講師や社員の能力にバラつきがある大手集団個別指導塾などでむしろ適応するかもしれません。<br>塾の授業等の相性や負担量を考慮して買ってあげてください。<p>実際生徒もこの問題集を冬休みにやって大幅に底上げされていましたし、記述や難しい応用問題がない2科4科校<br>ならかなり適応します。それに、理科は穴ができやすい科目なので、4科校を受ける得意な子もやっておいて損はないでしょう。<br>2科4科校ではたいてい2教科でまず8割を合格させてしまうなどするので、理社で点が稼げないと2教科生のほうが<p>有利です。ぜひこの問題集を何度も繰り返しやって基礎を固めてほしいです。
私は受験生の親の一人として責任ある意見を書きたいと思います。内容は、中学受験の理科の全体像がこの本一冊で掴めるように配慮されており、いわゆる中学受験の理科のレジュメです。(このシリーズは他の科目も全部同じ形式でした。)見開き形式で片側のページがまとめで、片側が練習問題です。本屋さんで立ち読みしたわけではありませんでしたので少々心配でしたが、問題を親である私が解いてみて安心しました。また、初版の発行年度が古く気になりましたが、問題ありませんでした。<p>特に特記すべき事は、今は8月ですが、この時期から子供の中学受験を検討されたとしても理科なので、基礎力がなくてもこの問題集なら短期間に巻き返しが効きお勧めです。