TOKYO NOBODYのように単なる「面白風景」というか、はっきり言って素人騙しの「キワモノ」と受け止められてしまう要素を多分にはらんでいるものの、ところどころにデペイズマン的な皮肉も利かせてあり、作家の真意を測りづらい。
<br />NHKの番組で興味を持って購入したのだが、作家自身はなかなかクレバーな人物なようでもあるし、シュルレアリストとしての文脈も備えていると考えたほうがよさそうだ。
<br />問題は、そのあまりにも楽天的な要素をいかにとらえるかだが、個人的には減点要素とした。
<br />見せ掛けの無邪気さの奥に隠された毒がお好きな方にとっては、星5つに値するだろう。
いいですねぇ、名前はスモールプラネット。
<br />ミニチュアに見えちゃう実写写真、これはグッときます。
<br />枕元において毎晩見ちゃいたいぐらいですね。
<br />私的には都市の風景を撮った写真に惹かれるものがあります。
<br />月刊アスキーの表紙(2006/12)とはアングルは違うのですが、お約束の東京タワーの写真がありました。
<br />こちらの方がリアルです。(リアルって表現がおかしい写真集ですけど。。。)
<br />この写真集で東京タワーを見ると東京タワーって大きなプラモデルなんだなって感じがしました。
<br />いつかでいいんで、本城さんにはこの手法で定点撮影写真集を出してもらいたいなぁ?って感じました。
<br />一組だけそのような写真があったのですが、これは(も?)いいです。
<br />かなえられない夢でしょうか?
海外の写真家もこういう写真を撮っている人がいましたが、
<br />やはり見慣れた日本の風景で同じように実際の風景を
<br />ミニチュアのように撮っています。日本だとこちらの方が
<br />知名度高いのではないかな。
<br />
<br />しかし、この撮影技法だと、日常の風景を非日常にしているようで、
<br />不思議な感じにとらわれます。
<br />
<br />その不思議な感じというのが純粋に、
<br />『うわーすごいなー』という感想がでてくるような
<br />ものなので、非常に楽しめると思います。