HIROMIXなどの「確信派」の裏をかいたような作風。
<br />かなり過激なモノもあるし、偶然の美という物もある。
<br />たぶん膨大に激写して、その中からピックアップしているのでしょう。
<br />凄いのは、瞬間的に撮っているのか狙っているのかが、わからないところ。
<br />新しい時代の作家としては、面白いとは思いますが
<br />アラーキーの「さっちん」のように長く手元に置きたいというよりも、
<br />瞬間的に買って、本棚の奥にしまってしまう。でも何年かして「そういえば、こんな本あったな」
<br />と再び読んでまた本棚で眠りにつく。そんな感じですね。
新聞の芸術面でもこの写真集が取り上げられ、そこに載っていた写真もくすっと笑えるような、ほんわかした気分になったので即買いしました。
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<br />しかし、残念ながら期待はずれでした。中には共感がもてる写真もあったのですが、それとは真逆の
<br />嫌悪感を持つ写真も数枚。動物がもろにトイレをしているのもあり、構図から見てその写真の意図は伝わるのですが後味の悪さばかりが残ってしまいました。
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<br />もちろん、好みなのでしょうが、私にとっては残念でした。
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なにかいけないものを見てしまった時の様なバツの悪さを感じてしまいました。ひょっとしたら、うめかよさんは現代のブレッソンなのかもしれません。