いかに論理的に相手に伝えるかを書いた本ですが、とにかくわかりやすく書かれています。
<br />ロジカルシンキングの本では、難解なビジネス上の例を出したり、やたら難しい言い方で書いた本が多い中、この本は本当にわかりやすいです。
<br />なので、苦も無くスラスラ読め、容易に繰り返し読むことが出来て、論理的に伝えるための考え方を身に付けることに繋がると思います。
内容は著名なコンサルタント本、大前研一の書いたことの寄せ集め。まさに机上の空論。独創性がないというよりは、コンサルタントファームで教わったことをいかにも自分で考えたことのように書いているとしか思えない。
内容が濃いにも関わらず、読みやい!!
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<br />凡人の私でも、あれこれ考えずにスンナリ読めるのは、
<br />この本自体、論理構成がしっかりしているからに他ならない。
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<br />本著の中でも、「読み手に無駄に考えさせない」ことを、
<br />提言しているが、至る所に読み手に対する思いやりが感じられる。
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<br />多くのロジカルシンキング本のほとんどは、
<br />ロジカルにやれば、100%間違いない様に書かれているが、
<br />本著は、アナログ(感情)の重要性をしっかり提示したうえで、
<br />デジタル(論理)について述べている点が素晴らしい。
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<br />常に、相手目線で考え、書き、提案する。
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<br />本著の視点で書かれたロジカル本は他に見当たらないので。
<br />屁理屈ばかりのロジカル人間になりたくない人は、
<br />ぜひ、読むことを勧める。