この詩は、とてもシンプルといえばシンプルに、「教室では間違ってもよいのだからどんどん間違えよう。間違いを恐れず発言しよう」と繰り返す。
<br />大人からみれば、あたりまえのはずのプラス思考であるが、意外にも多くの子どもは、このことに気づいていない。
<br />この詩の読み聞かせによって、子どもは、驚きとともに、そのプラス思考に気づき、受け入れてくれる。
<br />この詩には、それだけの言葉の力があると思う。
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生き生きとした子供達と、彼らをおおきな腕で包み込む先生。
<br />表紙がすべてを語り尽くしていますね。
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<br />自分がまちがうことを心配したり恐れたりせずに、意見を言う。
<br />人がまちがったことを責めたり見下したりせずに、受け入れてあげる。
<br />こんな教室だったら、学ぶことが楽しくてたまらなくなるでしょう。
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<br />タイトルの言葉、これは学ぶものを勇気づける言葉としては最高のメッセージです。
<br />そしてこのメッセージは、直に先生から生徒に伝えてこそ意味があるといえます。
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<br />ただ先生も色々いますからね。中にはまちがっている先生もいますよ。
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<br />不幸にして、そんな教室で落ち込んでいる子供にとっては
<br />この絵本が最高の先生となるのではないでしょうか。
わが子のクラスで読み聞かせをしました。<br>翌日,保護者から一通の手紙。<br>「子どもがこの本を読んでもらったことで,『まちがいなんかこわくない。私も勇気を持って手を挙げる』と子どもが言いました,。前向きになってくれたことがすごくうれしいです。」<br>という内容でした。<br>教室だけじゃなく,大人の世界にも言えることではないかしら。<br>まちがっても構わない。自分の意見を言いましょう。