スマナサーラ師の本はよく読むのですが、書いてある内容の
<br />一つ一つは確かにやさしい。
<br />ただ当たり前のことが当たり前にできない普通の人が
<br />継続して実践するのが難しい。
<br />この本を読んだ人の何人が一生瞑想を続けるのでしょうか?
<br />それでも瞑想の手がかりにはなると思います。
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ブッダが悟りを開いた際の瞑想法で雑念を消すのに効果的とのことですが、私には合いませんでした。<br />まず普段よりすごく雑念が湧き、結局今までの方法に戻しました。雑念を消したいなら「ある日、わたしの魂が開いた」で語られている方法の方が、遥かに効果的だと思います。もちろん個人差はありますが。<br />また雑念を敵とみなし、雑念が湧く度に「雑念、雑念、雑念」と三回唱えるという方法に違和感を覚えました。こう唱えるとまるで雑念がすごく悪いことのように感じていつもの様にリラックスできなかったからです。<br />初心者には「宇宙の根っこにつながる瞑想法」の方が学びやすいと思います。<br />
ヴィパッサナー瞑想を知るきっかけとなったのが本書です。
<br />この本を読んでいると、なんだか心がちょっと平和になった感じがします。
<br />さらに、この本で説明されている瞑想を実践してみると、心の曇りがなくなっていくのを感じます。
<br />近ごろ少年犯罪やいじめ問題が多発していますが、この本に書かれていることは、現在の教育機関において最も必要とされる内容だと思います。
<br />ぜひ読んでみることをお薦めします。