「怒らないこと」は仏教の戒(十重禁戒など)のひとつで、これまでも
<br />いくつかの方法を実践してきたのですが、私にはなかなか守れなかった
<br />のです。本屋さんで平積みになっている本書のタイトルを見て思わず手
<br />に取りました。この本はいい!いっぺんでスマナサーラ長老のファンに
<br />なりました。
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<br />この本を読んで今まで自分が何で怒っていたのかよく分かりました。つ
<br />まり「怒りたいから」怒っていたのです。本当はもう何にでも怒りたく
<br />て怒りたくて仕方がないのです。とんでもないバカですね・・・。この
<br />本を読むと、二度と頭を沸騰させないようにすることも不可能ではない
<br />と思えます。すぐに実践します。
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<br />合掌低頭。
お釈迦様は、「泥棒が面白半分に自分をノコギリで切ろうとしても、わずかでも怒ってはならない」とおっしゃったらしい。
<br /> ちょっとしたことでも、すぐにムッとしてしまう私にはとてもじゃないがそんな境地には達することはできないだろうし、正直、私には理解不能な教えである。
<br /> しかし、一方で、人に怒りをぶつけた後、とてもいやな気分が残ることも確かで、後悔したことも数え切れない。
<br /> そんな凡人のなかの凡人である私が、題名に惹かれて手に取ったのがこの本。
<br /> 怒りとは何か、怒りの及ぼす影響、怒りの治め方などが、誰にでも理解できるよう、たくさんの例えをあげて説明している。
<br /> 私が実践しているのが、第4章「怒りの治め方」にある、自分の怒り生まれた瞬間に「これは怒りだ。怒りだ。」と自分の怒りを観る事で怒りをコントロールできるという方法。
<br /> ちなみに私は怒りを覚えたとき、「この怒りは1年後でも怒る価値があるものだろうか?」と考えるようにしている。これで、ほとんどの怒りは消えてなくなっているのを実感している(裏返せば、いかに下らない事に腹を立てているかということだが・・・)。
<br /> 認知療法の一種とも言えると思うが、こんな初歩的な方法でも知らないよりは知っているほうがずっといい。つくづくそう思う。
<br /> 星4つなのは、私には出来そうもないことも書かれているからで、これはこの本のせいというより、私の至らなさのせいである。
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仏教や、瞑想などのアルボムッレ・スマナサーラの著作
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<br />怒りについての本。
<br />怒りは毒である。自分を苦しめ、相手を苦しめる。
<br />怒りの毒が幸せを壊していく。
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<br />どうして怒るのか?
<br />自分が正しい、自分ことが唯一正しいと思うからである。
<br />実は人間である自分は間違えだらけと知ると、怒らない。
<br />正しい怒りなんて存在しない、どこまでも自分も相手もゆるしてあげよう。
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<br />怒らないためには、まず怒っている自分の感情をしる事からである。自分が怒っているその瞬間に怒っている感情を受け止める。それだけで怒りが抑えられるもの。
<br />あと、笑いが重要だそうである。
<br />笑いについて記述がある、なんか、ホット救われる