「へんないきもの」このタイトルが内容から本のコンセプトまですべてを表している。
<br />学術書でないのはもちろんのこと、環境に警鐘を鳴らすとか、人間の生き方を考えるとか、
<br />そんなアカデミックなコンセプトなどちっとも盛り込まれていない。
<br />盛り込まれていないからこそいいのだ。要するにトリビア本と何ら変わらないのです。
<br />自分が知らなかった異形の生き物がまだ地球にこんなにいる、それを知るだけで
<br />ワクワクするじゃないですか。何の役にも立ちませんよ。それがいいのです。
よくある、
<br />〇〇社おすすめや、教育的にいい本などと違い、
<br />いかにも個人で書いた本(図鑑ちっくでは無い)というかんじで、
<br />
<br />自由気ままに『いきもの』についてを語っている。
<br />
<br />そこが私は好きですが、
<br />頭のいい方や、そういう生き物を専門として研究している方
<br />などには、
<br />
<br />ムカッ!!!
<br />
<br />っとくるかもしれませんね;
タモリ倶楽部で本書が取り上げられたのがきっかけで購入。当時新聞広告を知らなかった事もあり、私にとっては購入前から娯楽本のイメージで、そのイメージのままの本でした。<br /><br />真面目な生物本ではありません。生真面目な方にも向きませんね。<br /><br />低俗、とか頭悪いとか言われようと面白いもんは面白い、お笑い番組を見てケタケタ笑うのが好きな私のような人間なら楽しめること受け合いです。<br /><br />内容は一般的にマイナーな生物を紹介するようなフリをしつつネタにしているような本です。紹介文もオチャラケています。真面目な本じゃありません。<br />私は好きで、笑いながら読んでます。