久々に大当たりの英語本を見つけてしまった。すごく手ごたえのある中身の濃い勉強ができます。たった50語のキーワードでこんなに質の高い学習ができるとは予想だにしていませんでした。例文も最近のニュースや話題性があり運用の仕方もタイムリーで良い。ある程度英語を勉強してきた人にもってこいの内容でしょう。たぶん上級者向け。すみからすみまでこの本の内容をマスターして使いこなしたい用法です。星5つの優秀な学習書!
海外で仕事をしていると、コミュニケーションの難しさを痛感する。自分ではポジティブに言っているつもりでも、相手にはネガティブに伝わることもある。言葉の持つニュアンスに敏感にならざるを得ない。<br>本書は、基本単語の持つ意味や用法を体系的にひも解いている。文例も多く、楽しく読んでいけるので、エッセンスが自然と体内に吸収されていく感じだ。<br>一般の英語学習者のみならず、国際派を目指すビジネスピープルにも是非お勧めしたい本だ。
50の単語で「生きた英語」を「生きた日本語」にする日本を代表する同時通訳者の苦悩の実践から生まれた秘蔵の訳出方法を,具体例で分かりやすく解説してくれています。英語の勉強にも日本語の勉強にもなります。たとえば,ニュー(new)が,new wifeでは,「結婚したばかりの妻」,new mothersが,「子供を生んだばかりのお母さん」とするとわかりやすいでしょう,などと話しかけるように解説してあります。読み進むうちに,日本語の表現も豊かにしてくれると思います。また,単語の核(コア)の意味さえ理解しておけば,new peopleが「始めてお会いする方々」と類推し正確な表現ができるようになるとあります。図表が単語ごとに描かれてあり,寝転んで読んでも覚えやすいです。入試対策にも十分使える実践的な本だと思いました。