表題から、地方財政と国の負担の駆け引きの解説書ではないかと思ったが、全く異なる不思議な内容の本である。
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<br /> 著者は、「父」「子」「聖霊」というキリスト教の考え方が、現代社会に起こっている出来事を実にうまく説明できると論じている。
<br /> 合理化を前提とした「ヨーロッパ原理」は、すでにメソポタミアの時代に始まっていた。利子についての考え方、12音階への整理など、ヨーロッパ的なるものが今の資本主義の根底にある。したがって、今世界中で進んでいるグローバリズムとは、単なる「アメリカ化」ではないという。
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<br /> 後半は、座談会形式になっており、音楽界や出版界、教育の世界に当てはめるなど身近な事例が次々と出され、難解な論理がわかりやすくなっている。
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<br /> この考え方を自分の接している社会に当てはめると、企業社会において「父」という存在を考えなければ、ここのところ盛んに言われているような「コンプライアンス」などということばかり声を大にしても、不祥事は一向に減らないのではないかと思った。
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じつはpassion of the christという
<br />映画をみてからキリストがどうもおかしい
<br />どこがといわれると日本ではあまり真剣に
<br />考えられなかった世の中の状況があるわけだが。
<br />諸外国では死人もでたとか。
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<br /> なら助けたらいいのではないか、なんてホンモノクリスチャンに
<br />言ったら叱られた。
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<br />とにかく読むとひかれつつ、これではいけない己をちゃんともたなくては。
<br />と、おもうわけです。
<br />うーーむ。 また、いといを読むかなんて、はすから見た評ですので
<br />だまされないように、ぜひ一読を!!自分で考えるのが間違ったとしても
<br />一番ですから。
キリスト教から生まれたとされる三位一体モデルの考え方。
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<br />父・子・聖霊という3つの輪が重なり合ったモデルで、経済、宗教、芸術などを論じています。
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<br />その中でも「聖霊」の役割が現代社会における影響がもっとも多いというのが面白い。
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<br />聖霊は増殖可能なものであるという。
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<br />資本主義社会における三位一体モデル。
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<br />三位一体モデルから見たイスラム教とキリスト教。
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<br />三位一体モデルから見たビートルズとセックスピストルズ。
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<br />三位一体モデルを使って自分の周りを見てみよう!
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<br />そう思えた1冊です。新しい発見がたくさんありそうです。