「他社から引き抜かれる」=「仕事のできる」
<br />人を目指す、自己啓発本(ビジネス書)。
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<br />この種の本は多数出版されていますが、
<br />筆者の経験に裏打ちされたものが多いためか、
<br />新鮮なお話ばかりで、とても驚きました。
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<br />また、東北弁の社長が語られたお話を
<br />知ることが出来ただけでも、私には
<br />この本を読んだ価値がありました。
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<br />今いるステージから
<br />ステップアップしたい方にお薦めの1冊です。
他社から引き抜かれるような有能な社員になるための方法が、ぎっしり書かれています。
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<br />いろいろ書かれてはいるのですけれど、その中で刺さったのはこんなフレーズ。
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<br />島田精一さん(三井物産元副社長、日本ユニシス元社長、住宅金融公庫現総裁)は、私が尊敬しているかつての上司ですが、口癖は「明るく」「前向きに」「逃げず」「知ったかぶりせず」です。私はこれに「即、実行」という言葉を付け加え、島田さんに許可を得て日々使っています。
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<br />これは220ページに書かれていたフレーズです。
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<br />おいらも、使いたいくらいです。
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<br />でも、そうなんですよねぇ・・・仕事を楽しめるかどうか。
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<br />これって、かなり重要で大切なことですよね。
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<br />っと、そんないい感じの内容がぎっしり書かれている本です。
自己啓発本を物色していた時に、著者の経歴がユニークなのと黒い装丁がキリっとしていて気に入ったという、しょうもない理由で買ってしまいました。
<br />でも、題名から連想させる、MBAだとか起業家だとかそんな言葉は全然出てきません。
<br />人として、ビジネスパーソンとしての基本、常識が76項目に分けられ、各々数ページ程度にまとめてあるだけ。
<br />一般論は避けてあり、著者の経験や失敗談にもとづき書かれたものばかりなので「ふんふん」と読み進むのですが、
<br />読むほどに自分の詰めの甘さを痛感するばかり、率直に「参りました」と言うほかありませんでした。
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<br />著者は23年間の商社マン生活から一転、ホリプロにスカウトされ、今もコーポレートブランドや国際部を担当していますが、本書には芸能色は一切無し。
<br />「他社から引き抜かれる社員」になるためには、華やかさやスーパーマン的なものが必要ではなく、
<br />「目標を高く持ち、情熱を維持し、効果的に成果を出せばいい」、「その努力を社内で見ている人は必ずいるもの」、と。
<br />当たり前じゃないかと思いますよね、ふつう。でも是非読んで下さい、かなり目からウロコです。