前作「7つの習慣」が自己啓発を主眼としているならば、本著はリーダーシップ論に重きがおかれている。
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<br />偉大なリーダーとは権力、財力をもってして他人を支配するのではなく、その人間の道徳的権威によって他人に影響を与え、他人のもつ可能性を引き出す(ボイスを発見させる)という著者の考えには感動すら覚えた。
<br />確かに、著者の極端とも言える性善説的な思想に対して現実的でないと
<br />思う部分もあるが、古今東西を問わず偉大な指導者が著者の理論が正しいものである事を証明している。
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<br />手っ取り早く金持ちになりたいとか、他人を出し抜きたいと考える人間にはこの本を読む必要はない。
<br />人間としての価値観、品格を高めたいと思う人は必ず読んでほしいと思う。
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「7つの習慣」を納得し、習慣へと心掛けたことのある人にのみ有効な本だと思います。
<br />「7つの習慣」で得た「効果」を更なる効果の高みへと導く壮大な内容です。
<br />しかし、その更なる効果を発揮し、効果を得る場所として、本書の内容の多くは「ビジネス」の場を選択しています。そのためビジネスという環境にいない方々にはなかなか具体性を伴えないところがあるかもしれません。本書の「ビジネス」の場を「人生の仕事」と置き換えることができれば多くの人にも受け入れられるところは大きいと思います。「夫婦」「家族」「近隣」「学校」などの目前にある影響の輪を再考することも本書でいうところの「偉大さ」へとつながる一歩だと思います。
これはまさに絵にかいたもちである。
<br />神の声を聞けなどということが凡人にできるわけもなく、非常に無駄である。習慣的に聖書を読んでいるやうな人間でなければ出来ないことばかりで
<br />日本人向けとはいえない著書である。
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