中学私立の算数の問題が、一体子供たちに何を問おうとしているのか、どんな能力を求めているのか
<br />ということが、非常に分かりやすく丁寧に書かれています。将来子供にとって重要なのは、「見える力」と
<br />「詰める力」で、それぞれの力をまた4つに分けて解説しています。「伸びる子、伸びない子」の違いに
<br />ついての説明は、非常に明快で、かつ衝撃的で、まさにその通りだなと感心させられ、その次には、その
<br />ための力をつけるのは小学校3年生までだと言っています。そして、そのために何をすればよいかが書い
<br />てあって、基本は外遊びだと言います。
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<br />後半では、親が言ってはいけない「NGワード集」があり、これは大変参考になります。妻にも読ませま
<br />したが、「いつも言ってるぅ〜」と夫婦で大ウケでした。この本を読んで以来反省してNGワードは使わなくなりました。
自分はイマイチ恵まれなかった「算数脳」。わが子のソレを育ててやれるとしたら・・・と購入してみました。高濱先生ご推奨の「外遊び」は散々した私(田舎育ち)ですが「算数脳」には特に恵まれなかったので、100%の保障はないと思います(笑)。がしかし、高濱先生が述べておられることは、全て理に叶っていて納得です。動物的に高い能力を備える必要があるということではないでしょうか?
<br />また、現在の有名中学校に合格する生徒が、本の中で紹介されているような問題を解ける子供たちだとすると、とても頼もしい!と思いました。陰山メソッドが全体の底上げには有効であろうのに対して、高濱先生は、センスのある生徒の応用力を伸ばして、さらに磨きあげるやり方だと感じました。個人的には高濱先生流で行きたいです。
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母親として読んで良かった一冊です。ランドセルを置いたらすぐ遊びに行く息子をゆったりとした気持ちで送りだせそうです。
<br />ポケモンや虫キングの名前ばかり覚え、少々あきれていましたが、この本を読むと、とても大事なことのような気がします。
<br />子供とふれあいながら過ごせる時期は長いようで短いものだから、その中で将来伸びる力が芽生えるような生活を送らせてあげたいと思いました。
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<br />途中にある問題も、昔を思い出しムキになりながらも楽しく解きました。ナンバーリンクやスクエアパズルの作り方もあり、早速作ってみました。
<br />自分の作った問題に子供が集中している姿はなんとも嬉しいものです。
<br />100マス計算なんかよりもずっと算数を楽しめますよ。
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