素敵な絵本だなと思いました。小さな小さな命でも、色んな場所で色んな生き物とつながりを持っている。対象を児童とした絵本としてはとてもわかりやすく、意味のある教訓を持ったものであると言えると思います。
<br /> のみに象徴される小さな命というわかりやすく単純な事柄を描いているわけですが、それが読者や話者によって他の事柄とつなげて話しができる。子どもの教育の導入というカテゴリーでも意味を持つ素晴らしくも素敵な絵本でした。
ページをめくるごとに言葉がつながって、ラストには長ーい文章になります。<br>この絵本はいろいろ応用が利くので重宝します。<br>先日読み聞かせの講習会ではパネルシアター仕立てでした。<br>NHKテレビ絵本では谷川俊太郎さんの変化に富んだバージョンがありましたし、<br>早口で練習してその技を競うのも一案です。<br>小学生くらいなら1回読んだだけで、それでは次に皆さんご一緒に、と振っても、<br>けっこう覚えてついてきてくれます。<br>実は大人もけっこうムキになって唱和してくれますよ。<br>我が家では銀行員や市長さんや泥棒やらをアトランダムにして、<br>でたらめバージョンにして盛り上がりました。<br>「これはお相撲さんが住んでいるのみのぴこのしっぽ~。」<br>和田誠さんの絵が何とも効果抜群です。
のみのぴこの住んでいるところから始まり、世界はどんどんつながって広がっていきます。読み進むうち、子ども達とことば遊びを楽しむことができ、暗記してしまう子も続出!大人はついていけるかしら・・・・<br>楽しめること間違いなしの1冊ですよ♪